ビー・エム・ダブリューは4月23日、「BMW G 310 R(ジー・サンイチマル・アール)」の予約注文の受付を、BMW Motorrad正規ディーラーにおいて開始した。納車は、2021年6月中旬頃を予定している。
メーカー希望小売価格(消費税込み)は、¥637,000。なお、特別色となるスタイルスポーツは税込み+13,000円となる。
BMW G 310 Rには、先代モデル同様に、4バルブDOHCに電子制御式燃料噴射装置を備えた、排気量313ccの水冷単気筒エンジンを備えている。またシリンダーを後方に傾けて搭載し、シリンダー・ヘッドを180度回転させて吸気側を前方に、排気側を後方にするという設計上の特徴も、先代モデルを継承。最高出力34PS(25kW)/9,250rpm、最大トルク28Nm/7,500rpmを発生する。
さらに、エレクトロニック・スロットル・グリップの装備により、より繊細なスロットル・レスポンスを実現。このシステムでは発進の際に自動的にアイドリング回転数を上昇させるため、突然のエンジン・ストールを防ぎ、また、自己増幅式アンチ・ホッピング・クラッチも刷新することによりエンジン・ドラッグ・トルクを低減し、とりわけシフトダウンと同時にブレーキを操作する際の安全性を大幅に向上している。
BMWによると、BMW G 310 Rのデザインにも躍動感と俊敏性を反映し、特に、BMW S 1000 Rのようなスポーティ・モデルとの視覚的な類似性を際立たせているという。3つのカラー・オプションでは、オルタネーター、クラッチ、クーラント・ポンプ用のエンジン・ハウジング・カバー、フットレスト・プレート、リヤ・グラブ・ハンドルは、いずれもチタニウム・グレー・メタリック塗装で共通となっている。
ベース・カラーのコスミック・ブラックに加え、もう1つのベース・カラーとしてポーラー・ホワイトが用意され、BMWの伝統的コーポレート・カラーのブルーのアクセントがフレッシュかつダイナミックさを強調。スポーティなベース・カラーのライムストーン・メタリックはフェアリング・サイド・パネルに目を引く赤色の「R」のグラフィックをあしらい、赤色のフレームとホイールを備えており、新型モデルのスポーティな一面を表現している。
BMW G 310 Rの主な特徴
・単気筒エンジンに、エレクトロモーティブ・スロットル・コントーラーとオートマチック・アイドル・ブーストを装備
・自己増幅式アンチ・ホッピング・クラッチ
・新型LEDヘッドライトおよびLEDフラッシング・ターン・インディケーター
・ブレーキ・レバーおよびクラッチ・レバーは4段階調節が可能に
・オルタネーター、クラッチ、クーラント・ポンプ用のエンジン・ハウジング・カバー、フットレスト・プレート、リヤ・グラブ・ハンドルはチタニウム・グレー・メタリック仕上げ
・控えめに再構築されたデザインに、魅力的な2つのベース・カラーと赤色をアクセントにしたモデル専用スタイル・オプションの「Sport」を設定
・ETC 2.0車載器を標準装備