ビー・エム・ダブリュー(以下「BMWグループ」)は、6月4日より、2021年2月25日にオープンした部品センター「リージョナル・ディストリビューション・センター印西」において、全国のBMW、MINIおよびBMW Motorrad正規ディーラーに向けて、部品の配送業務を開始すると、同日発表した。
「リージョナル・ディストリビューション・センター印西」では、BMWグループが日本国内のBMW、MINIおよびBMW Motorrad正規ディーラーに届ける、すべての部品を管理する。千葉県印西市のグッドマンビジネスパーク内に位置し、BMWグループは、建物全4階のうち1階と2階の全フロアーと3階の半分となる計72,583㎡を占める。従来のリージョナル・ディストリビューション・センターと比べ、4倍近くの広さとなり、従来の約2倍の物量にあたる部品を在庫することが可能となる。
BMWグループでは、近年多くのBMW、MINIおよびBMW Motorradの新型モデルを投入してきた。プレミアム・セグメントでリーダーとなるべく、ガソリン、クリーン・ディーゼル、プラグイン・ハイブリッド、および電動パワートレインと、多様なモデル・ラインアップの日本市場への新型モデル投入が今後も強化されていく中、それに伴う車両の部品在庫の拡充が急務とされていた。BMWグループは、今年から来年にかけて、BMW iX、BMW iX3、BMW i4と、3モデルの電気自動車の発表を予定しているなど、特に、電動化モビリティのラインナップを拡充していく上で、部品の供給体制を拡充かつ専門分野に特化させていく必要があった。そのために、高電圧電池を保管する危険物倉庫(通称Hazmat:Hazardous Material Storage)については、従来と比べて約8倍のスペースを確保している。