製造機械のワイヤレス給電システム等を提供するB&PLUS(ビー・アンド・プラス)は、半導体関連の国際見本市「SEMICON Japan 2018」(12月12日〜12月14日・東京ビッグサイト)にて、ワイヤレス給電を駆使した独自のリモートシステムを展示。
自動車の製造工場等でも多くの導入実績を持つ注目のシステムを紹介しよう。
同社のリモートシステムは、ワイヤレスで電気供給と信号伝送を同時に行うことが可能なシステムだ。
今話題のワイヤレス給電にはいくつかの方式があるが、ワイヤレス給電技術に携わって35年の実績を誇る同社では、電磁結合方式を採用する。
これは、送電部に入力された直流の電力が、内部回路とコイルを通ることで交流磁力に変換され、磁力となった電力は対向側である受電部のコイルへ伝えられる。また、 送られた交流磁力は再度、直流の電力へ変換されることでワイヤレス給電を実現するというもの。
公式ホームページより抜粋
同社では、この電磁結合方式を駆使し、独自の技術でリモートシステムを開発。
出力部(ベース部)と伝送部(リモート部)で構成されるこのシステムは、固定側に電源や制御機器を接続した出力部、可動側には近接・光電・温度センサなどの入力機器や電磁弁等の出力機器を接続し、ワイヤレスによる出力制御を可能としている。