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2021年2月14日【IoT】

アナログ・デバイセズ、光学式非接触UIを開発

NEXT MOBILITY編集部

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アナログ・デバイセズの販売代理店、マクニカ アルティマ カンパニーと、QuantumCoreは2月14日、カメラを使わない光学式非接触ユーザーインターフェースを実現するエッジAI端末を共同開発したことを発表した。

 

この製品は、アナログ・デバイセズの超低消費電力マイコン「ADuCM4050」および光学式ジェスチャセンサー「ADUX1020」とエッジAIアルゴリズムを組み合わせ、リアルタイムキャリブレーション機能を持った非接触ユーザーインターフェースを実現したもの。

 

– デモ動画
https://www.youtube.com/watch?v=1E5a05YEu34
– 「ADuCM4050」製品ページ
https://www.analog.com/jp/products/aducm4050
– 「ADUX1020」製品ページ
https://www.analog.com/jp/products/adux1020

 

■製品の主な特長
・アナログ・デバイセズの超低消費電力マイコン「ADuCM4050」にAFE、ADC、LEDドライバ、タイミングコアを内蔵した光学式ジェスチャセンサー「ADUX1020」を接続し、1つのIR LEDでユーザーの手に反射したLED光の反射波形を「EdgeQore Lite」がリアルタイムに解析し、ボタン位置やジェスチャを認識。
・QuantumCoreによる省メモリエッジAIソリューション「EdgeQore Lite」を用いて、マイコン上で6つのAIモデルのリアルタイム学習および推論を同時に実行でき、従来難しかった光学式センサーのみでの複雑な非接触ユーザーインターフェースを実現。
・カメラを使わないことで小型化や低消費電力、プライバシーへの配慮が可能。
・エッジ端末でのリアルタイム学習を活用し、自由度の高いレイアウトや新しいジェスチャの学習、ユーザーの手の癖などを簡単に覚えさせるキャリブレーション機能も実現。
・不特定多数が触れるインフラ、民生、産業機器、医療機器など、幅広いユーザーインターフェースを非接触化することが可能。

 

QuantumCore代表取締役の秋吉 信吾氏は、次のように述べている。「QuantumCoreではレザバーコンピューティングによる省メモリマイコンでのフル機能の高精度エッジAI技術を保有し、時系列データを用いたAI関連技術ソフトウェアの開発やカスタマイズを承っております。これまで弊社技術では画像データをカバーしてこなかったため、動きに関するタスクにおいてカメラを用いる場合は深層学習との組み合わせが必要で、エッジでのリアルタイム学習や小型化、省電力化は難しいところがありました。今回、アナログ・デバイセズの光学式ジェスチャセンサーを用いることで、弊社の時系列解析技術だけでの実装が可能になり、特に映像そのものを目的としない場合、カメラを使わない選択肢を幅広く用意できました。またこのセンサーは、1つのIR LEDでありながら非常に高精度なデータの取得ができるため、弊社技術の特徴である少量データによる高精度なリアルタイム学習との組み合わせで、高度な解析が可能なソリューションを提供できると考えています」

 

マクニカ アルティマ カンパニーアナログソリューション事業部事業部長の沢田 和幸氏は、次のように述べている。「今回、QuantumCore社のレザバーコンピューティングによる高精度エッジAI技術を、アナログ・デバイセズマイコンとジェスチャセンサーを使用することで、ハンドジェスチャーのみならずフィンガジェスチャ認識にも、カメラ不要で実現可能なソリューションが完成したことを非常に嬉しく思っております。非接触ユーザーインターフェースをご検討のお客様の課題解決にお役立ていただけるよう展開していきたいと考えております」

 

この製品は、2/16~3/19開催の「ITmedia Virtual EXPO 2021春 組み込み開発&エレクトロニクス・AI EXPO 2021 春」で公開される。

 

– 出展に関する詳細
https://ve.itmedia.co.jp/em/2021s/embedded#5fd87c97f2edf7103a1d2cb9-29ac2c78b693fe73b5631273

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。