AGCは3月17日、ガラス製透明スクリーンGlascene®が、ニューステクノロジーとS.RIDEが2021年6月より開始予定のタクシー車窓モビリティサイネージサービス「THE TOKYO MOBILITY GALLERY Canvas」に採用されたことを発表した。
AGCのガラス製透明スクリーンGlascene®は、特殊なスクリーンフィルムを、2枚のガラスで挟み込んだ合わせガラス構造でできている。映像を投影していない時は透明な窓ガラスだが、プロジェクターの映像を投影した際はクリアな映像を映し出すことができるという。
映像をプロジェクター側から見るタイプ(フロントタイプ)とプロジェクターの反対側から見るタイプ(リアタイプ)があり、適用シーン・周囲環境に応じて最適なタイプを選ぶことができ、これまで主に商業施設や店舗、ショールームの窓ガラスとして映像演出用途に採用されている。
今回採用される「THE TOKYO MOBILITY GALLERY Canvas」では、タクシーの空車時間を活用し、サイドガラスに広告を投影することで、自動車用窓ガラスが新たな情報発信源となる。
AGCは自動車用窓ガラスとして求められる安全性・耐久性を確保しながら、高コントラストな広告を投影することが可能だとしている。