アリソンジャパンは3月25日、新たな物流センターが稼働を開始したと発表した。
中型・大型商用車向けオートマチックトランスミッションの世界最大手メーカー、アリソントランスミッションの日本法人であるアリソンジャパンは、同社製品の物流業務、カスタマイズを委託するアスカテクノスの本社機能が東京都八王子市に移転、拡大したことに伴い、新アリソン物流センターの稼働を開始し、OEM向けアリソントランスミッション製品の出荷を2022年1月に開始した。
1997年にアリソントランスミッションのサービス代理店契約ならびに物流業務事業を開始し、2011年5月にはディストリビューター契約を締結したアスカテクノスでは、米国やインドから輸入されたアリソン社製トランスミッションを各OEMメーカー向けにカスタマイズする事業と、東京、神奈川を中心としたトラック・バス事業者向けに中/大型商用車向けフルオートマチックトランスミッションの修理、点検、オーバーホールといったアフターサービスを提供する事業を行っている。またアリソン社製トランスミッションのカスタマイズ、修理、オーバーホールに必要な各種部品を保管し、入出庫管理業務も担うなど、これまでアリソンジャパンと緊密に連携を図っている。
新アリソン物流センターは、OEM向けトランスミッションの出荷量をこれまでの月間1,000台から1,400台に増加し、あわせてカスタマイズ作業エリアを29%拡大した。これまで作業エリアでは5本のクレーンで対応していたところ、7本に増やし、一度に対応できる作業数が増え、効率化を図ることで生産性を向上。作業量の増加に伴い、保管量も月間1,420台から1,800台に27%増加している。また、出荷時の品質が天候に左右されないよう、屋内の出荷場を454平方メートル増床し、入出荷時の作業効率を引き上げている。