曙ブレーキ工業は12月17日、同日開催された取締役会において、子会社である曙ブレーキ中央技術研究所、曙アドバンスドエンジニアリング及びネオトと合併することについて決議し、合併契約を締結したと発表した。
今回の合併は、連結子会社を対象とする簡易吸収合併であり、同社では、合併による個別及び連結の業績への影響は軽微であるとしている。
同社は、2019年9月18日付「『事業再生計画』の東京証券取引所への提出に関するお知らせ」にて 公表されたとおり、事業再生ADR手続の中で全ての取引金融機関から同意を受けた事業再生計画に沿って、事業再構築のための各施策に取り組んでいる。
今回、事業再構築に向けた日本事業における構造改革の一環として、開発体制をさらに集中・強化し、競争力を高めることを目的として、同合併を行うことを決議した。
なお、連結子会社で培ってきた基礎研究、先端技術の研究及びその開発、事業のノウハウについては、曙ブレーキ工業がその財産、権利義務及び従業員を受け継ぎ、同社で一体的な事業運営を行う。それによる相乗効果で、全体の開発力強化につなげて競争力を高めていくとのことだ。