曙ブレーキ工業は10月18日、中国・高級自動車ブランドの“Lynk&Co(リンク・アンド・コー)”のSUV「05+(ゼロファイブ・プラス)」に、同社のフロント4ポットディスクブレーキキャリパーと銅フリーブレーキパッドが採用されたと発表した。
Lynk&Coは、浙江吉利控股集団(Geely Auto Group:ジーリー・オート・グループ)と、その傘下であるスウェーデンのボルボの共同出資により設立された合弁会社(本社:スウェーデン)。曙ブレーキ製品のLynk & Coブランドへの採用は初となる。
採用されたブレーキキャリパーは、F1等のモータースポーツ用ブレーキ開発で培った高い制動性能に加えて、軽量化と高剛性の両立という同社ならではの技術を活用して開発されたオポーズドタイプ(対向ピストン型)の製品。
今回、曙ブレーキは、納期短縮のために新たにコンピューターシミュレーション評価技術を構築し、開発期間を従来に比べ大幅に短縮したと云う。
曙ブレーキは、今後も中国での積極的な拡販を図り、事業再生計画の達成、さらにその先の将来の成長に繋げていきたいとしている。
■Lynk&Co:https://www.lynkco.com/en/