アイシンならびにアイシングループは3月29日、自社製品の生産時に排出されるCO₂を削減・オフセットすることで気候変動対策に貢献する「生産CO₂フリー製品」プロジェクトを開始し、その第一弾として安城第2工場(愛知県安城市)で生産するトヨタ「MIRAI」、レクサス「UX300e」に搭載されるeAxle(150kW)の生産CO₂フリー化を達成したと発表した。
今回の生産CO₂フリー化においては、製品の生産時に排出されるCO₂の排出量を、省エネ活動の推進、再生可能エネルギーの導入・調達によりできるだけ削減し、それでも残る排出量をカーボン・クレジットによってオフセットすることで、生産時のCO₂排出量を実質的にゼロにしている。
アイシングループでは、この製品を皮切りに2025年までに電動ユニット、2030年までに電動化製品、2050年までにすべての製品での生産CO₂フリー化を進めるという。
また、この製品の生産CO₂フリー化に伴い、3月28日に記念式典を開催した。式典にて、Chief Carbon Neutral Officer (CCNO)兼カーボンニュートラル推進センターのセンター長である水島寿之氏は、「今や性能・品質面のみでなく、環境面も問われる時代となった。今後、設計・製造・品質の各機能及びアイシングループの力を集結して生産CO₂フリー製品を拡大し、未来地球に美しさを運び続ける。」と決意を表明した。