アイシン精機をはじめとするアイシングループは、4月24日、オートマチックトランスミッション(以下、AT)の増産に向け、マニュアルトランスミッション(以下、MT)の生産工場である中国・唐山愛信歯輪有限責任公司(以下、唐山歯輪)の生産ラインを再編し、2019年8月から同工場内でATの生産を開始すると発表した。
1996年から生産を開始した唐山歯輪は、MTとAT用部品のドライブプレートを生産しているが、この度、既存のMT生産ラインの再編を行うことを決定。
新規にATの組み付けラインを導入することで、中国のカーメーカー向けに前輪駆動車用6速ATを年間40万台体制で供給する予定だ。
同社は、2020年までにオートマチックトランスミッション(AT)の生産1250万台体制構築を目指しており、今回の生産ライン再編はその施策の一環といえる。
<唐山歯輪の概要(2018年4月時点)>
1、社 名 : 唐山愛信歯輪有限責任公司
2.所 在 地 : 中華人民共和国河北省唐山市豊潤区
3.設 立 : 1996年4月
4.資 本 金 : 5億2千万人民元
5.出資比率 : アイシン精機株式会社 77%、アイシンエーアイ株式会社 20%、豊田通商株式会社 3%
6.代 表 : 董事長 伊藤慎太郎 / 総経理 朱 忠山
7.土地面積 : 201,433㎡
8.建物面積 : 工場棟79,908㎡、事務棟6,892㎡、その他20,476㎡
9.生産品目 : マニュアルトランスミッションおよびAT用部品(ドライブプレート)
10.従業員数 : 約2,200名(2018年1月時点)