アイシンは8月5日、新商品が、2021年8月2日に発売されたトヨタの新型ランドクルーザーに採用されたと発表した。
同社は、今回採用された新技術「次世代オフロード制御(クロールコントロール)」「減衰力調整式アブソーバーシステム」「大型車向けキャリパ一体型電動パーキングブレーキ」は、ランドクルーザーの本質である“信頼性・耐久性・悪路走破性”に貢献し、“世界中のどんな道でも運転しやすく、疲れにくい走りを実現する”クルマの一翼を担うとしている。
■今回新たに開発した商品
– 減衰力調整式アブソーバーシステム
新たにオフロード用制御を開発し、接地輪を高減衰、非接地輪を低減衰にし、対角輪の減衰力を適切に制御することで、険しい岩石路のような本格オフロードの走破性や車両安定性を向上。また、日立Astemoと共同で開発したアブソーバーは減衰力の「伸び」「縮み」を共通機構で行っていたものを、個別調整可能な機構としたことで、より適切な減衰力制御が可能になり、優れた操縦性と快適な乗り心地を両立した。この機構をアブソーバーに内蔵化することで、従来品に対し省スペースを実現する。
– Direct Shift-10AT(10速オートマチックトランスミッション)
構成部品の効率改善・軽量化の技術を織込むことで燃費向上に貢献し、クロスレシオによる加速性能の向上でSUV車両としての”走りの魅力”を追求した。
減衰力調整式アブソーバーシステム
Direct Shift-10AT(10速オートマチックトランスミッション)