愛知製鋼は4月19日、NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)が公募する「グリーンイノベーション基金事業/次世代蓄電池・次世代モーターの開発」プロジェクトに、「小型・軽量・省資源型、高効率電動アクスルの開発」が採択されたと発表した。
脱炭素化に向けた電動車普及の急拡大により、電動車の心臓部を担う電動アクスルが不可欠となっており、その開発・量産にあたっては資源不足への対応や電力消費率の向上が大きな課題となっている。
本件は、2020~2021年度にかけて実施した、NEDOの委託事業「部素材の代替・使用量削減に資する技術開発・実証事業」の成果として愛知製鋼が世界で初めて技術実証に成功した、次世代電動アクスルの独自コンセプトをベースに、さらに高い出力密度と高効率に進化させ、社会実装を目指すもの。
愛知製鋼は、2021年10月に発足した「愛知製鋼×東北大学 次世代電動アクスル用素材・プロセス共創研究所」との連携を進めながら、研究開発を強化。引き続き、電動車の普及拡大に伴う資源・電力消費問題を解決することで、カーボンニュートラルの早期実現に貢献するとしている。