愛知製鋼は3月29日、特殊鋼鋼材(構造用鋼、ばね鋼、軸受鋼、工具鋼)を、4月契約分からトンあたり5千円値上げすると発表した。価格改定は、スクラップサーチャージ制を導入していない全ての顧客が対象。
なお愛知製鋼は、1月にも特殊鋼鋼材をトンあたり1万円値上げしている。
愛知製鋼は、今回の値上げについて、特殊鋼鋼材の主原料となる鉄スクラップ価格の更なる高騰により、自社努力だけでは吸収することができないためとし、また、今後の鉄スクラップ価格やその他諸資材費の動向次第では、更なる価格改定も検討するとしている。
現在、同社の製品需要は、自動車向けが堅調であることに加え、建設機械・産業機械も好調に推移し、非常にタイトな生産状態が続いていると云う。
[価格改定の内容]
– 対象製品:特殊鋼鋼材(構造用鋼、ばね鋼、軸受鋼、工具鋼)
– 改定内容:トンあたり5千円の値上げ
– 実施時期:2021年4月契約分から
[問い合わせ先]
愛知製鋼株式会社 営業企画部 吉丸、前島
電話:052-603-9362