愛知製鋼は8月30日、特殊鋼鋼材(構造用鋼、ばね鋼、軸受鋼、工具鋼)の価格を、スクラップサーチャージ制を導入していない全ての顧客を対象に、9月契約分からトンあたり5千円値上げすると発表した。
なお、愛知製鋼では、7月にも特殊鋼鋼材の価格をトンあたり1万円値上げしている。
愛知製鋼は、特殊鋼鋼材の主原料となる鉄スクラップ価格の更なる高騰から、今回の値上げに踏み切ったとしている。また、今後の鉄スクラップ価格およびその他諸資材費の動向次第では、更なる価格改定も検討する。
現在、同社の製品需要は、自動車向けが堅調であることに加え、建設機械・産業機械においても、好調に推移していることから、非常にタイトな生産状態が続いていると云う。
[価格改定の内容]
– 対象製品:特殊鋼鋼材(構造用鋼、ばね鋼、軸受鋼、工具鋼)
– 改定内容:トンあたり5千円の値上げ
– 実施時期:2021年9月契約分から
[問い合わせ先]
愛知製鋼株式会社 営業企画部 吉丸、前島
電話:052-603-9362