愛知製鋼は4月14日、ステンレス鋼材(形鋼・丸棒)の販売価格について、4月契約分から、ニッケル系を20~25%、クロム系を10~15%値上げすると発表した。
値上げは、主原料であるニッケル、クロムの大幅な価格高騰によるもの。特にニッケルについては、堅調なステンレス鋼生産に加え、電気自動車用電池向けの需要が旺盛なため、引き続きタイトな需給環境の継続が見込まれていると云う。
<価格改定の内容>
– 対象製品:ステンレス鋼材(形鋼・丸棒)
– 改定内容:
・ニッケル系:+20~25%
・クロム系:+10~15%
– 実施時期:2022年4月契約分から
なお、同社のステンレス鋼材(形鋼・丸棒)は、今年2月に値上げ(15%程度)されたばかり。愛知製鋼は、今後のステンレス鋼材の販売価格について、原材料およびその他諸資材費の動向次第では、更なる値上げも検討するとしている。
[問い合わせ先]
愛知製鋼株式会社 営業企画部 奥川、前島
電話:052-603-9362