愛知製鋼は11月11日、ニッケル系ステンレス鋼材(形鋼・丸棒)の販売価格を、11月契約分から10%程度値上げすると発表した。
愛知製鋼では前回、9月契約分から10%の値上げを実施しているが、ステンレス鋼の主原料であるニッケル価格が更に上昇し、高止まりしていることから、原材料上昇分のうち生産性向上などの原価低減による自社努力だけでは吸収できない部分を、9月契約に引き続き販売価格に反映する。
また、今後の原材料およびその他諸資材費の動向次第では、更なる価格改定も検討すると云う。
愛知製鋼は、目下、ステンレス鋼全体の需要は落ち着きを見せつつあるものの、同社主力製品については堅調に推移。生産もタイトな状況が続いているとしている。
[価格改定について]
– 対象製品:ニッケル系ステンレス鋼(形鋼・丸棒)
– 改定内容:+10%程度
– 実施時期:2019年11月契約分から
[問い合わせ先]
愛知製鋼株式会社 営業企画部 吉丸、前島
電話:052-603-9362