AGCの車載ディスプレイ用カバーガラスが、レクサス(LEXUS)の新型「RX」に採用された。
同製品は、化学強化用特殊ガラスDragontrailに、化学強化処理、光学薄膜コーティング、装飾印刷などの加工を施したもので、ナビゲーションディスプレイの表面保護カバーとして使用されている。
LEXUSの新型「RX」は、8月29日に発売されたラグジュアリーSUVで、12.3インチおよび8インチ(海外仕様/日本国内仕様は12.3インチのみ)のナビゲーションディスプレイが採用されている。
今回このナビゲーションディスプレイの表面保護カバーとして採用されたカバーガラスは、ガラス自体のもつ質感により「RX」の上質なインテリアにマッチするだけでなく、高い視認性や、ディスプレイのタッチパネル化に求められる機能(防汚処理、耐摩耗性)も有してると云う。
AGCは、2013年に世界で初めて、車載ディスプレイ用カバーガラスを素板から加工まで一貫生産する体制を整え、販売を開始。2017年からは、平面形状に加えて曲面形状も生産・販売を開始している。
AGCは、車内ディスプレイのサイズが大型化、形状が複雑化する中、独自の設計・評価プロセスにより、自動車用内装材として求められる安全性を確保。また、保有する多数のコーティング、装飾印刷の特許技術により、ディスプレイの視認性や操作性の向上に寄与するとしている。