パナソニック社内カンパニーのオートモーティブ社(本社:神奈川県横浜市、社長:楠見 雄規)は10月23日、新たに開発したカーナビゲーションシステムがスバル(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:中村知美)の車種専用ビルトインナビとして採用され同月から順次発売されることを発表した。
スバルの新型「レヴォーグ」には画面サイズ9V型が、新型「インプレッサ」「SUBARU XV」「フォレスター」には8V型が、それぞれ車種専用ビルトインナビのディーラーオプションとして採用された。
車種専用の開発で車両との統一感あるデザインを実現、ドライブレコーダー、ブルーレイディスク、地デジ等の映像を高精細なHD画質で再生する(※1)。
※1 走行中は映像を表示できない。
本製品の主な特長は、以下の通り。
1. プラットフォームの刷新でHD地図描画とユーザーインターフェースの進化を実現
高性能半導体チップを搭載したカーナビゲーション専用プラットフォームを開発し、ナビゲーションの基本的な性能や操作性を向上させた。HD描画の新地図は、わかりやすいアニメーション表示の案内図や、フレキシブルな画面レイアウトで、スムーズで心地よい操作を提供する。
ユーザーインターフェースの進化では、直感的な操作をスマートフォン感覚で行える高速レスポンス、電源ONからの立ち上がりに必要な時間を大幅に短縮している。
2. 先進的なコックピットに調和する車種専用大画面モデル
車種専用モデルならではの、車両との統一感を高めたシャープな本体デザインを実現。電源OFF時には車内の照明やインテリアに調和してボタン表示が完全に消える静電ブラックアウトボタンを採用し、低反射のHDディスプレイで黒が引き立つ美しいフォルムだ。空気層を無くしたボンディング加工ディスプレイの採用で、外光下でも低反射で視認性が高く、見やすく操作がしやすい大画面ナビを実現した。
3. ブルーレイ、ドライブレコーダー連携の映像も高精細HD画質で再生
9V型、8V型の大画面でブルーレイディスクの再生ができ、ブルーレイの高精細な映像を車内で楽しむことができる。また、車両の前後方を録画できる専用ドライブレコーダーをオプションとして準備し、ナビ画面でドライブレコーダーの操作が簡単にできるのは連携モデルならでは。録画した映像はナビで再生し、HD画質の鮮明な映像で確認することができる。また、オプションのリヤビューカメラで後方の映像を録画し、あおり運転への対策にも活用できる。
4. その他の特長
・自車位置の精度を向上
新アルゴリズムの採用で、自車位置の精度を大幅に向上させた。高速走行でも滑らかに自車位置を表示するほか、自車位置の正確な測位が困難な駐車場などでも、位置ズレを解消した。さらに道路の高さ情報を活用して、高速道路と一般道、一般道の立体交差道路などの高架道路と並走する道路の判定の精度を向上した。
・スマートフォンで地図情報を手軽に更新
ナビの地図データを更新する場合、従来モデルではパソコンを使用して地図データの更新を行わなければならなかったが、スマートフォンを用いてWi-Fi通信でナビに新しい地図データをダウンロードが可能となった。
・アプリ無しで音声認識による目的地設定が可能
従来モデルは専用アプリのインストールが必要であったが、ナビとスマートフォンをWi-Fi通信で接続し、アプリを介さず音声認識で目的地設定が可能となった。
・ハイレゾ音源再生に対応
192 kHz/24 bitのハイレゾ音源(WAV/FLAC)の高音質をそのままに、車種専用のチューニングで提供。ハイレゾに対応した高音質な「音の匠スピーカー」を用意している。