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2025年2月26日【MaaS】

ジゴワッツ、EV充電待機時間を「遊び時間」として提案

坂上 賢治

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ジゴワッツは2月26日、自社が運営・展開させているEV充電アプリ「PIYO CHARGE」に、EV充電の待機時間を有効活用して周辺地域の観光スポットや歴史遺産を楽しめる機能を強化する。

 

これにより、充電待機というネガティブなイメージを「遊び時間」へとポジティブに転換し、地域社会の活性化を目指す。こうした提案を行った背景には、近年、環境意識の高まりや政策支援を背景に、EV(電気自動車)の普及が急速に進んでいることがある。

 

一方で、EVユーザーが抱える課題として、EV充電器の混雑・充電時間による待機時間などが挙げられる。充電時間や混雑による待機は、ユーザーにとってネガティブな体験となりがち。そこで同社は、待機時間を“遊び時間”へと新たな提案を行いたい考えだ。

 

 

今回の新提案は以下の通り

 

1.アプリ上で観光スポットを案内
「PIYO CHARGE」では、充電待機時間を有効活用できるよう、充電スポット周辺の歴史遺産や観光スポットの情報をアプリ内で確認できるようにした。より具体的には、充電器が設置されている施設周辺の観光・歴史情報を簡単に連携できるようにした。

 

2.充電待機から“歴史探訪の旅”へ
「PIYO CHARGE」では、EV充電の待機時間を、地域に息づく豊かな歴史と文化に触れる“歴史探訪の時間”へと変換することを提案する。各地には、先史時代の遺構や古墳、著名な文学者ゆかりの地、戦国時代の城郭、近現代の歴史的建造物など、多彩な時代背景をもつ史跡・遺産が数多く点在している。

 

こうしたスポットをアプリ上で紹介することで、利用者は待機時間を“新たな発見と学びの旅”として楽しむことができる。従来、退屈に感じられがちな充電待機を、地域の魅力を再発見する有意義な時間に変換し、旅行や観光の幅を広げる手伝いをしていきたいという。

 

3.地域社会の活性化に貢献
待機時間を観光や歴史巡りに充てることで、各地域の観光需要を創出し、周辺施設や店舗への以下のような経済効果が期待できる。

 

– 地域の観光スポット周知・誘導により、来訪者の増加を促進
– 新たな観光コースの形成や、連携イベントの企画なども視野に入れた地域活性化の取り組みを検討

 

 

第一弾:株式会社ぐるりとの連携

上記を踏まえ「PIYO CHARGE」では、第一弾として株式会社ぐるり(所在地:神奈川県横浜市、代表取締役:中野 賢伸)が提供する史跡などの歴史資源に特化した位置情報型 音声ガイド・情報サービスである「GURURI」と連携し、徳島県・鳴門市に関する歴史探訪の旅を提案する。

 

詳細は、株式会社ぐるりのHP( https://gururi-lp.com/naruto-release/ )を閲覧されたい。充電待機の時間にこそ訪れたい名所をセレクトし、従来の観光ルートにはない新鮮な体験をご提案する。

 

なお今後の展望としては、「PIYO CHARGE」を介して全国各地の充電スポットを結び、EVユーザーに充電時間をポジティブな経験に変える提案を行っていく。例えば今後、以下の取り組みを検討していく考えという。なお同社では、これらを通じてEVユーザーの利便性向上と各地域の活性化に貢献するべく、サービスの継続的な発展を図っていくと話している。

 

– 周辺施設との連携によるサービスやクーポンの提供
– 観光案内以外にも、ショッピングやグルメ情報の充実化
– 地域の魅力を深く学べるガイドツアー機能の拡充

 

上記を踏まえてジゴワッツでは、自社コンテンツに係る掲載について、「自分たちの地域をアプリ上でPRしたい」「この観光スポットを紹介してほしい」といった要望を募っている。但し掲載の可否は、弊社独自の審査により判断する場合もあるので相談して欲しいとのことだ。

 

株式会社ジゴワッツ 会社概要
会社名:株式会社ジゴワッツ
所在地:東京都中央区日本橋馬喰町2-3-3
代表者:代表取締役 柴田知輝
事業内容:EV/PHV用充電器の開発・製造・販売、充電サービスの展開等
URL:https://jigowatts.jp/service/piyo-charge/

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

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1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

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1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

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株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

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1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。