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2024年4月5日【アフター市場】

横浜ゴム、ニュル参戦で独HRTとパートナーシップ締結

坂上 賢治

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横浜ゴムは4月5日、ドイツのMercedes-AMGカスタマーレーシングチーム「Haupt Racing Team(ハウプト・レーシング・チーム=HRT)」とパートナーシップ契約を締結した。

 

これにより同社は、ニュルブルクリンク24時間レースおよびニュルブルクリンク耐久シリーズ( NLS / Nürburgring Langstrecken Serie )での勝利を目指して、同チームから参戦する1台の「Mercedes-AMG GT3」に「ADVAN」レーシングタイヤを供給する。

 

HRTは、2020年7月にレーシングドライバーで起業家のHubert Haupt氏により設立され、すぐに国際的なGT3レースで頭角を現した。レース活動開始からわずか2シーズン目にドイツツーリングカー選手権(以下、DTM)シリーズでドライバーズチャンピオンを獲得。

 

2023年はDTMやNLS、the Fanatec GT World Challenge Europe、ニュル24時間のほか、 Spa-Francorchampsで開催される24時間レースにも参戦。一部のレースではMercedes-AMGのサポートを受け、HRTにとって最も成功した年となった。

 

 

HRT GmbHは、ニュルブルクリンク近くのDrees工業団地を拠点とし、レースシミュレーションに携わる他、様々な技術開発プロジェクトおよびモータースポーツイベントのパートナーを務めている。

 

横浜ゴムは、世界有数のタイヤメーカーによる厳しいコンペティションが繰り広げられるニュル24時間に参戦するチームを長年に渡ってサポートしており、ヨコハマタイヤ装着車がこれまでに3度の総合優勝を果たしている。

 

また、昨年のNLSではヨコハマタイヤ装着車が全9戦中5戦で総合優勝を獲得する圧倒的な強さを示し、NLS Speed Trophy部門およびNIMEX Team Trophy部門の最高峰であるSP9 Proクラスでの年間チャンピオンを獲得している。

 

 

そんな横浜ゴムは、2024年度から2026年度までの新中期経営計画「Yokohama Transformation 2026(YX2026)」(ヨコハマ・トランスフォーメーション・ニーゼロニーロク)のタイヤ消費財戦略に於いて、高付加価値品比率の最大化を掲げ、グローバルフラッグシップタイヤブランド「ADVAN」、SUV・ピックアップトラック用タイヤブランド「GEOLANDAR(ジオランダー)」、「ウィンタータイヤ」、そして18インチ以上のタイヤの拡販に取り組んでいる。

 

その中で、モータースポーツ活動を「ADVAN」「GEOLANDAR」のブランド価値向上の場と位置付け、トップカテゴリーからグラスルーツカテゴリーまでグローバルでの多岐にわたるモータースポーツ競技に参戦している。なお同社では、イベントレポートやリザルトを、横浜ゴムのモータースポーツサイトや専用の公式SNSなどで情報を発信していくとしている。

 

横浜ゴムモータースポーツウェブサイト/公式SNS
ウェブサイト:https://www.y-yokohama.com/cp/motorsports/
X:https://twitter.com/yokohama_sport/
Facebook:https://www.facebook.com/YRCmotorsports/
Instagram:https://www.instagram.com/yokohama_motorsports/

 

チーム:Haupt Racing Team(ハウプト・レーシング・チーム)
車両:Mercedes-AMG GT3
タイヤ:
ADVAN A005(ドライ用) サイズ:フロント300/680R18 リア330/710R18
ADVAN A006(ウェット用) サイズ:フロント300/680R18 リア320/710R18

 

参戦スケジュール(本リリース発表時点)
2024年4月6日(土)~7日(日):ニュルブルクリンク耐久シリーズ(NLS)第1戦、第2戦
2024年4月13日(土)~14日(日):ニュルブルクリンク24時間レース 予選レース(2レース)
2024年5月30日(木)~6月2日(日):ニュルブルクリンク24時間レース 決勝

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

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日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

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(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

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経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

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株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。