横浜ゴムは、乗用車用スタッドレスタイヤブランド「iceGUARD(アイスガード)」のSUV向け商品「iceGUARD SUV G075(アイスガード エスユーヴィ ジーゼロナナゴ)」に新サイズを追加し、9月1日から順次発売する。
追加サイズは285/45R22 114Q~235/55R17 103Qの24サイズで、価格はオープンプライス。
同商品は2016年に iceGUARD ブランド初のSUV向けとして発売したタイヤで、今回のサイズ追加により全42サイズから全66サイズにラインアップを拡大し、22インチおよび19インチもカバーする。
iceGUARD SUV G075 は「SUVに、飛躍の氷上性能を」をテーマに、SUVユーザーからのニーズが最も高い氷上性能の向上に主眼を置いて開発。
また、氷上性能の持続性と省燃費性に加え、近年人気の都市型SUVに対応するため、静粛性も追求したと云う。
開発にあたっては iceGUARD の基本コンセプト、「氷に効く」「永く効く」「燃費に効く」実現のため、iceGUARD の独自技術を惜しみなく搭載したとしている。
「氷に効く」では iceGUARD のコンパウンド技術「スーパー吸水ゴム」と iceGUARD のパターン技術を取り入れた専用トレッドパターンを採用。
スーパー吸水ゴムがスリップの原因となる水膜を吸水し、さらにトレッドパターンとの相乗効果で高い接地性とエッジ効果を発揮。これにより、氷上制動性能を従来品(GEOLANDAR I/T-S)に比べ23%向上した。
また、「永く効く」では、スーパー吸水ゴムに配合した「ブラックポリマーⅡ」と「エボ吸水ホワイトゲル」が、低温時でもゴムの柔らかさを維持し、長期間にわたって氷上性能を持続。
「燃費に効く」では、低燃費タイヤブランド「BluEarth(ブルーアース)」の技術を応用した「低発熱トレッドゴム」の採用で、発熱によるエネルギーロスを抑え、転がり抵抗を5%低減した。
また、上記に加え、横浜ゴム独自のシミュレーション技術により、溝配置を適正化し、パターンノイズを28%低減(騒音エネルギー低減率での比較)するなど、静粛性を高めたとしている。
※性能データについては、タイヤ公正取引協議会に届け出済み。詳しくはカタログなどを参照のこと。
横浜ゴムは、2018年からスタートした3カ年の新中期経営計画「グランドデザイン2020(GD2020)」のタイヤ消費財戦略において「ウィンタータイヤ戦略」に取り組んでおり、国内での本格的な冬商戦を前に、商品ラインアップの拡充や試乗会の開催など、販売強化策を加速するとしている。
■(横浜ゴム)iceGUARD SUV G075:https://www.y-yokohama.com/product/tire/iceguard_suvg075/