横浜ゴムは11月30日、11月27日から28日に佐賀県で開催された「2020年JAF全日本ラリー選手権」の第3戦「Sammyツール・ド・九州2020 in 唐津」の最高峰クラスJN-1において、同社のADVANラリータイヤ装着車がワンツーフィニッシュを達成したと発表した。
第3戦は新井大輝選手/小坂典嵩選手組(ADVAN KYB AMS WRX)が優勝し、JN-1ではシリーズチャンピオンが確定した。準優勝は奴田原文雄選手/佐藤忠宜選手組(ADVAN-PIAAランサー)。
JN-1でシリーズチャンピオンが確定した新井大輝選手/小坂典嵩選手組は、シリーズ全4戦中2回の優勝をはじめ全戦で表彰台を獲得し、シーズンを通じて安定した成績を収めた。また同シリーズランキング2位に奴田原文雄選手/佐藤忠宜選手組が、3位に新井敏弘選手/田中直哉選手組(富士スバル AMS WRX STI)が入り、ADVANラリータイヤ装着車が、2019年に続き2年連続で上位3位を独占した。
2020年は新型コロナウイルスなどの影響で計6戦が中止となり、全4戦で競われた全日本ラリー選手権。ターマック(舗装路)では「ADVAN A08B」および「ADVAN A052」、グラベル(未舗装路)では「ADVAN A053」を中心としたラインアップでユーザーの走りを支えた。
横浜ゴムは中期経営計画「グランドデザイン2020(GD2020)」の技術戦略においてモータースポーツ活動を重要な先行技術開発の場と位置付け、フォーミュラやツーリングカーからラリーやオフロード、カートまで国内外の多岐にわたるレースに参戦している。