ヤマハは10月19日、『車載向けヤマハブランドスピーカーシステム』 が上海汽車グループの自動車ブランドMGの新型「MG5」に搭載されると発表した。新型「MG5」は、同スピーカーシステムを搭載した初の自動車として2020年11月より販売開始予定。
今回、新型「MG5」の上位グレードに搭載される純正品として、6個のスピーカーを用いた『車載向けヤマハブランドスピーカーシステム』が採用された。高音質スピーカーユニットを提供するだけでなく、音響チューニングにヤマハのエンジニアが参画することで、信号処理にもヤマハのこだわりが反映されている。ヤマハでは「6スピーカーシステムというシンプルな構成から生まれる無駄のない洗練されたサウンドが、ドライビング体験を豊かに彩ります」としている。
「MG5」を展開する上海汽車グループは、1955年創業の中国最大の自動車メーカーで、フォルクスワーゲン(独)やゼネラルモーターズ(米)との合弁企業も保有し、幅広い車種の製造販売を行っている。2019年における同社の年間販売台数は623.8万で、中国国内におけるトップシェア(22.7%)を占める。完成車以外にも自動車部品の製造販売も手掛け、新エネルギー車やコネクテッドカーの開発にも注力するなど、幅広い領域で事業を展開中だ。
【今回搭載のスピーカーシステムの特長】
●ウーファー (低域用、口径160mm) :再生可能周波数をより低く設定したうえで、強力な磁気回路と多重コイルにより駆動力を強化。ベースの音程感を再現したことで、基音が生み出す躍動を存分に楽しめる。
●ツイーター(高域用、口径25mm) : 軽さを重視して素材を厳選。振動板にはシルク素材、コイルの線材にはCCAW (Copper-Clad Aluminum Wire:銅被ふくアルミニウム線)を採用した。音の細部への追従性を向上させ、アコースティック楽器が持つ繊細な響きを際立たせた。
■「車載向けヤマハブランドオーディオ」:device.yamaha.com/ja/automotive_sound