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2024年6月6日【アフター市場】

ヤマハ、成田空港内にSoundUDの通話サービスを導入

坂上 賢治

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据え置き型モニター端末設置例

 

音響・電子機器のヤマハは6月6日、スマートフォンを使用して音声・映像での通話や多言語での文字での対話ができるSoundUD対応の「スマホでインターホン」をアップグレードし、施設での据え置き型モニター端末でのインターホンサービスも提供を開始した。

 

具体的には、成田国際空港の第1、第2、第3の旅客ターミナルに据え置き型モニター端末のインターホンサービスを初めて導入し、従来のトリガーボード型と合わせて、同国際空港内で119か所での利用が可能とした。

 

同社は、外国人や聴覚に不安のある方、聴覚障がい者をはじめ多様なユーザーに対応する音のユニバーサルデザインに配慮した「SoundUD」の関連サービスの提供を行い、国内外の多くの方が利用する施設を始め様々な場での利便性の向上に取り組んでいきたいと考えだ。

 


トリガーボード型「スマホでインターホン」設置例

 

成田国際空港でのSoundUD対応インターホンの概要

成田国際空港では、トリガーボードに表示されたQRコードを自身のスマートフォンで読み取り、専用アプリ不要で遠隔の施設等の担当者を呼び出すことができるインターホンサービス「スマホでインターホン」、更に施設への導入としては初となるWindowsに対応した据え置き型モニター端末のタッチパネル式ディスプレイでのインターホンサービスも利用可能とした。

 

同空港(施設)の担当者は、施設向けのアプリ「おもてなしガイド for Biz」で利用ユーザーからの連絡を、多言語での音声及び文字で受信できる。「スマホでインターホン」と据え置き型モニター端末のいずれも、同一のアプリで応答できるため、シンプルなオペレーションが可能となっている。

 

 

成田国際空港内のSoundUD対応インターホンサービス

 

設置場所:
成田国際空港 第1・第2・第3旅客ターミナルに合計119カ所
(トリガーボード型 100か所、据え置き型モニター端末 19か所)

 

サービス内容:
施設利用者は、マイクボタンを押しながら話すと遠隔の施設担当者と音声通話ができる。発話した内容は文字化され、自動翻訳機能により双方で複数言語でのコミュニケーションができる。チャット(キーボード)で文字の送信もでき、話しのできない場合や音声を聞き取りにくい場合にも便利。また、据え置き型モニター端末では、施設の担当者と利用者が互いにモニターを通して手話でやりとりすることも可能。

 

対応言語:
トリガーボード型 13言語、据え置き型モニター端末 4言語

 

成田国際空港内のSoundUD対応インターホンサービス設置例

 

SoundUDのインターホンサービス展示予定

同サービスは、インターネットテクノロジーのイベント「Interop Tokyo 2024」での展示を予定している。

 

対応言語:
トリガーボード型 13言語、据え置き型モニター端末 4言語
イベント:
Interop Tokyo 2024

 

会場:
幕張メッセ(千葉県千葉市) ヤマハブース内

 

開催期間:
2024年6月12日(水)~6月14日(金)

 

展示内容:
「スマホでインターホン」および据え置き型モニター端末のインターホンサービス
公式サイト https://f2ff.jp/2024/interop/exhibitor/show.php?id=2246

 

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

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1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

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1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

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日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

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株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

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1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。