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2024年5月31日【アフター市場】

UD、熊本カスタマーセンターの整備工場を無期限閉鎖

NEXT MOBILITY編集部

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UDトラックス・ロゴ

UDトラックスは5月31日、「熊本カスタマーセンター」(熊本県熊本市南区)が、国土交通省の九州運輸局より、〝自動車特定整備事業の認証の取り消し〟および〝指定自動車整備事業の指定の取り消し〟の行政処分を受けたことから、同拠点の自動車整備工場を6月1日付で無期閉鎖すると発表した。

 

なお、今回の行政処分は、2021年から2023年にかけての同所自動車整備に於いて、道路運送車両法に違反する不正行為が65件認められたことを受けてのものとなる。

 

同社は、熊本カスタマーセンターの自動車整備工場の利用者に対し、近隣のカスタマーセンターへの案内を速やかに行うとしている。

 

<法令違反による行政処分の内容>
– 対象:UDトラックス株式会社 熊本カスタマーセンター
– 所在地:熊本県熊本市南区平田 2 丁目 8 番 62 号
– 処分内容:自動車特定整備事業の認証の取り消しおよび指定自動車整備事業の指定の取り消し

 

<不正行為の内容と台数>

UDトラックスでは、これら不正が発生した主な要因として、〝整備の現場で難しい事案への対応を担当者の判断に任せてしまったこと〟、〝組織として不適切な行為を把握・是正する十分な管理・監督機能を有していなかったこと〟に加えて、〝コンプライアンスに関するトレーニングを全社で定期的に実施しているにもかかわらず、コンプライアンスの意識が社内に十分浸透せず、徹底されていなかったこと〟を挙げている。

 

そして、こうした状況を踏まえて、全国の整備工場に於いて、コンプライアンス教育を一層強化し、再発防止に向けてしっかりと取り組んでいくとしている。

 

[再発防止に向けて]

(1)整備ルールの厳格化とコンプライアンスの徹底

保安基準に不適合な車両を入庫段階から受け付けないなど、全国のカスタマーセンターでルールを厳格化し、徹底。さらに、新たに車検入庫前後の同一性を担保する画像記録システムを導入し、相互にチェックし合う体制や、エリア単位でコンプライアンス会議を開催し、正しいオペレーションが行われているかを定期的に確認する仕組みをそれぞれ構築する。

 

(2)コミュニケーションの強化
相互かつオープンに相談・コミュニケーションできる職場環境をつくる。環境づくりにあたっては、各地域のトップがリードして推進していく。

 

 

[問い合わせ先]
UDトラックス株式会社 広報・渉外担当
メール:Info.udtrucks.japan@udtrucks.co.jp

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。