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2024年7月30日【MaaS】

ユビ電、山梨県内のふたつの東横インにEV充電器を配備

坂上 賢治

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ユビ電は7月30日、東横インが運営する「東横INN富士河口湖大橋」と「東横INN富士山大月駅」にEV充電サービスWeChargeが採用されたことを明らかにした。いずれの拠点も7月1日からEV充電サービス「WeCharge」の稼働を開始している。

 

ビジネス目的であれ、レジャー目的でれ、EVを運転して宿泊施設を利用するケースでは、「チェックイン後、車を移動させらることがなく、チェックアウトするまでに充電が完了していること」が求められる。例え低電圧でもチェックアウトするまで長くEVを充電にできれば満充電に近い満足感が得られ、おそらく実際、翌日の移動で経路充電をスキップすることも可能になる。

 

そうした意味で宿泊顧客の充電に係るニーズを満たすためには、ゆったりと充電できる普通充電でも充分なことが多い。また、充電器の提供側も普通充電コンセント(3kW)であれば、施設の設置コストが抑えられることもあり、施設側の負担を軽減しながらも、より多くの充電ポートを取り付けることができる。

 

東横INN富士河口湖大橋

東横INN富士山大月

 

このような考え方を前提に「東横INN富士河口湖大橋」と「東横INN富士山大月駅」では、200V普通充電コンセント(3kW)が、それぞれ3ポート導入された。これにより1時間3kW出力で約20km走行分の充電が可能となる。

 

仮にホテル滞在中に15時間駐車する場合、300km走行分を充電できることになるので、次の日は安心して出発できる。またユビ電の場合は利用方法も簡単なため、手持ちの充電ケーブルとスマホがあれば、WeChargeアプリへクレジットカード情報を登録するだけで充電を開始できるのも利点のひとつだろう。

 

そうした背景からユビ電では、「今回のサービス開始により、EVで東横INNを訪れるお客様へのおもてなしの一環として、手軽かつ確実に充電できる便利さと快適さを提供致します」と話している。

 

EV充電サービスWeCharge

 

東横INN富士河口湖大橋:https://www.toyoko-inn.com/search/detail/00299/?lcl_id=ja
山梨県南都留郡富士河口湖町船津294-1
充電ポート数 : 200V EV充電コンセント(3kW出力)3ポート

 

東横INN富士山大月駅:https://www.toyoko-inn.com/index.php/search/detail/00329/
山梨県大月市御太刀2-3-1
充電ポート数 : 200V EV充電コンセント(3kW出力)3ポート

 

利用料金(税込)
設備利用料:500円/回+WeCharge充電サービス料

 

充電方法や料金については以下URLのWeChargeサービスサイトへ。
https://www.wecharge.com/
利用にはWeChargeスマートフォンアプリが必要。
利用には200V 対応の充電ケーブルの持参が必要。
事前予約可能。各ホテルへ連絡されたい。
利用には充電設備利用料[500円/回(税込)]が必要。WeChargeaアプリに設備利用料とWeCharge充電サービス料が表示される。

 

 

東横INNとは
「全国ネットワークの基地ホテル」をコンセプトに、1都1道2府42県に日本一の客室数を展開するビジネスホテルチェーン。空港や新幹線駅をはじめとして全国どこにでもあり、年間を通じて大きな価格変動のない「原則ワンプライス」体制を敷く。海外は5カ国17店舗を含め全355店舗、総客室数は78,120室。

 

社名:株式会社 東横イン
本社:東京都大田区新蒲田1−7−4
設立:1986年 1月23日
代表者:代表執行役社長 黒田 麻衣子
事業内容:ビジネスホテルの運営
コーポレートサイト:https://www.toyoko-inn.co.jp/
東横INN予約サイト:https://www.toyoko-inn.com/

 

 

ユビ電株式会社とは
「電気の未来を描くんだ」をミッションに、場所にも地球にも気がねなく、いつでもどこでも「じぶんの電気」を自由に使える電力環境を目指し、エネルギーとテクノロジーで革新的なサービスを展開してきた。

 

2021年6月よりEV充電サービス「WeCharge」をスタートし、マンションでの自宅充電を中心にEVライフを推進。マンション管理組合、不動産事業者への導⼊実績が多数。これまで累計資⾦調達額は 15億円以上。

 

EVの本格的な普及期に入り、宿泊施設など目的地も含めた様々な充電のニーズが求められる。そうしたなかでユビ電はEVユーザーの視点を大切にしながら、いつどのような充電ニーズが求められているのか見極め、最適なEV充電サービスを提案する。

 

そして目的地充電のみならず、充電ニーズに合わせたマンションの「おうち充電」や職場での「おしごと充電」を拡充し、いつでもどこでも「じぶんの電気」を使える電力環境の構築を目指している。

 

社名:ユビ電株式会社
本社:東京都港区三田一丁目1番14号 Bizflex麻布十番4階
設立:2019年4月19日
代表者:代表取締役社長 山口 典男
事業内容:電気自動車充電サービス「WeCharge」の管理・運営
コーポレートサイト:https://www.ubiden.com/
WeChargeサービスサイト:https://www.wecharge.com/

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。