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2024年4月2日【MaaS】

Uberジャパン、ライドシェアを提携タクシーと順次開始

坂上 賢治

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4月上旬より、まずは約10社と東京・神奈川・愛知・京都で展開

 

Uber Japanは4月2日、移動の足が不足する都市部に於いて開始される自家用車活用事業(タクシー会社によるライドシェア)の導入支援を、4月上旬より順次開始する。

 

具体的には目下、約70カ国で利用されているUberアプリを、東京・神奈川・愛知・京都の約10社の提携タクシー会社に提供。日本で新たに始まる「タクシー会社によるライドシェア」を支援する。この際、Uber アプリ上ではタクシー会社によるライドシェアは「自家用タクシー」と表示されるので、同表示には留意されたい。

 

 

ライドシェア運用に於いてUber Japanは、提携タクシー会社へのUberアプリの導入サポートの他、遠隔点呼の導入・実施サポート、カスタマーサポートなどを提供する。またドライバーの仕事に興味のある対象者を対象地域の提携タクシー会社に紹介する等、採用・研修の支援も行っていく。

 

更に運行開始後は、配車から決済、ドライバーや乗客からの問い合わせや事故発生時の対応を行う。なお自家用車活用事業では事前確定運賃が適用されて、キャッシュレス決済のみが認められている。

 

総じてUberでは、乗客およびドライバーの安全確保のため、アプリ上の様々な機能を通じて予防と対策を実施しており、Uber自身による北米や欧州などの利用者調査では、乗客が Uberを選ぶ主な理由に「安全性が高いこと」が挙げられていると述べている。

 

 

Uberジャパンでは、「世界各国でその利便性と安全性が支持されているUberのテクノロジーや知見を、日本の高いサービス品質や安全性と組み合わせて展開しているタクシー・ハイヤー配車サービスの安全対策を、〝タクシー会社によるライドシェア〟にも同様に提供します。

 

またこの取り組みが、移動の足の不足の解消、ひいては日本経済の更なる活性化に繋がるようUberジャパンはタクシー会社の皆さまと引き続き連携し、日本の皆さま並びに、日本を訪れる海外からのお客さまが、行きたい場所にどこでも行くことができる日本のモビリティの未来に向けて邁進してまいります」と話している。

 

Uberに於いて自身のアプリで提供されている安全対策を以下に案内している

 

  • 乗車中の位置情報を共有:家族や友人などの信頼できる連絡先を設定し、乗車状況をリアルタイムで共有できる。Uber も、必要があれば安全のために全乗車の位置情報をすぐに確認できる。

 

  • 異常事態の検知と安全確認:乗車後、不自然に長い停車や大幅なルート変更が見られる場合、問題がないか確認するメッセージを Uber からドライバーおよび乗客に自動で送信。同メッセージ内から通報も可能。

 

  • 相互評価システム:ドライバーと乗客の相互評価システムによって、安全運転、マナーの改善、車両を清潔に保つインセンティブを与え、トラブルを予防。

 

  • アプリ上の通報制度:乗車中はアプリの緊急通報ボタンから警察に通報できる。何かトラブルがあった際には、アプリから Uber のサポートに相談できる。必要に応じて Uber にて調査を行い、ドライバーのアカウント停止を含む適切な措置を講じる。

 

 

自家用車活用事業の詳細については国土交通省の当該サイトを確認されたいhttps://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha03_hh_000416.html

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

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1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

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経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。