テュフ ラインランド ジャパンは、ロードサービス事業者向けに「ロードサービス テュフ認証サービス」を12月1日から開始することを10月22日発表した。
「ロードサービス テュフ認証サービス」は、同社のドイツ本社で行っているロードサービス事業者向けの監査内容を元に、日本のロードサービス市場にあわせた独自の項目や判断基準も盛り込み、新たに開発。具体的には会社組織・運営、法令順守、車両の保有・管理、サービス品質、などの監査項目で評価する。
ロードサービスは、バッテリー上がり、落輪、ガス欠など、日常生活で発生する故障から事故まで、幅広い状況の中でエンドユーザーが最初に頼るコンタクト先であるため、ロードサービスの品質が保険会社のサービスやロードサービス事業者を選ぶポイントとして昨今ますます重要になっている。しかし、これまでロードサービス事業者の良し悪しを判断する基準が業界内になく、事業者の目標となるべき指針が存在しなかった。また、ロードサービス事業者は昼夜を問わない対応や、事故車や高電圧車両を取り扱うという危険を伴う作業が多くあり、自動車業界全体が変化していく中、それらに対して適切に対応できることを証明することがロードサービス事業者にとっても重要な課題だった。
良い事業者の「見える化」は、エンドユーザーとロードサービス事業者の双方にとって、安心・安全の証を共有することができるというメリットがある。また、緊急時には必要により有資格者が行うべき作業があり、エンドユーザーにプロが行う安心感の提供が可能となる。
テュフ ラインランド ジャパンでは、本サービスにおける監査、認証サービスを通して、良い事業者の「見える化」を行い、最終的にはロードサービス業界、さらにオートアフターマーケットの発展、健全化に寄与したいとしている。