NEXT MOBILITY

MENU

2018年8月27日【アフター市場】

トヨタ自動車、コネクテッドサービス対応の新型ナビを発売

NEXT MOBILITY編集部

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 

トヨタ自動車は、販売店オプションのナビゲーションに、コネクテッドサービス「ハイブリッドナビ」に対応したT-Connect(*1)ナビの新モデルを、全国のトヨタ車両販売店ならびにトヨタ部品共販店を通じて9月3日から発売する。

 

また、12月にはエントリーナビの新モデル1機種を発売する予定だと云う。

トヨタ自動車・ロゴ

トヨタは、6月26日発表の初代コネクテッドカー「新型クラウン」、「新型車カローラ スポーツ」を契機に、情報インフラ「モビリティサービス・プラットフォーム」に収集された車両データを活用し、人が提供する「ヒューマン・コネクティッド・サービス」の普及に取り組んでいる。

 

同社は、T-Connectナビの新モデル投入で、より多くのユーザーに「安全・安心」、「快適・便利」なカーライフを提供していきたいとしている。

 

T-Connectナビ 9インチモデル[NSZT-Y68T] HOME画面

T-Connectナビ 9インチモデル[NSZT-Y68T] HOME画面

 

[T-Connectナビの特徴]

 

<主なコネクテッドサービス>

 

ハイブリッドナビ

 

「モビリティサービス・プラットフォーム(MSPF)」の最新の地図データと、MSPFに蓄積されている道路交通情報等のビッグデータをもとに、より最適なルートを探索し、結果を通信でナビ車載機に配信する(*2)。

 

トヨタつながるクルマの保険プラン(*3)

 

専用通信機を通して、車両から取得した走行データに基づき、毎月の安全運転の度合いを保険料割引に反映させる走行データ連動型の自動車保険。

 

<ナビ車載機の新機能>

 

○全地図更新1回無償(3年間/*4)

 

ナビ購入後から3年以内に、最新版地図ソフトによる全地図更新を1回無償で提供。これにより、マップオンデマンドの無料利用期間が更新日から2年間延長され、最長5年間無料で利用できる。

 

○お知らせ機能(*5)

 

ナビが、クルマの状態を認識し、車両警告音やガソリン残量などの情報を音声で案内。プリクラッシュセーフティやインテリジェントクリアランスソナーなどの予防安全機能が作動した場合などには、従来の警報音に加え、音声で作動状況を知らせる。

 

○後席会話支援機能(T-Connectナビ 10インチモデル専用)

 

ドライバーの声を音声認識マイクで取得し、リヤスピーカーから拡声する。

 

 

○HOME機能

 

「HOME」ボタンを新設し、地図画面の表示に加えて、画面の右または左端にショートカットを2つ表示できる。

 

T-Connectナビ9インチモデル プリウス装着イメージ

T-Connectナビ9インチモデル プリウス装着イメージ

 

また、ナビの新モデル発売に併せ、ナビオプションを充実。記録動画の再生や設定変更をナビ画面で操作可能とした「ドライブレコーダー(ナビ連動タイプ)」、ダブルツィーターの新搭載で、運転席助手席での音の同時定位を実現した「ハイレゾ対応サウンドパッケージ(*6)」や、ナビ画面のフリックで、リヤのカメラレンズについた雨滴を除去できる「雨滴除去機能付きマルチビューバックガイドモニター(*5)」、次世代の交通安全支援システムに対応した「ITS Connect対応ユニット(*5)」、などを9月3日から発売する。

 

ダブルツィーター

ハイレゾ対応サウンドパッケージ:ダブルツィーター

雨滴除去機能(画面フリックでの雨滴除去イメージ)

雨滴除去機能(画面フリックでの雨滴除去イメージ)

ナビ連動共通機能 ナビから簡単録画

ナビ連動共通機能 ナビから簡単録画

 

*1:T-Connectは、ドライブを支援するためのサービス。

・オペレーターサービス:専任のオペレーターに口頭で情報検索や目的地設定の依頼が可能。
・エージェント:音声対話で目的地の検索・設定、などの情報検索が可能。
・ヘルプネット:突然の事故や急病時に専門オペレーターが警察や消防に取り次ぎ、迅速に緊急車両を手配。
・マップオンデマンド:通信により新しい地図情報を更新し、3年間無料で利用できる(最長5年間無料)。
・Apps(アップス):ナビに好みのアプリケーションソフトを追加 など。

*2:通信圏外などの場合には、自動的に車載機での処理(ハイブリッド)に切り替えて対応。利用には、T-Connect契約とマップオンデマンドの有効期限内であることが必要。

*3:設定車種はアルファード、ヴェルファイア、カローラ スポーツの3車種(2018年8月現在)。

*4:作業工賃は販売店独自設定。

*5:設定車種は限られる。

*6:プレミアムダブルツィーターシステムと、ダブルツィーターシステムの2種類。

 

 

[ナビ メーカー希望小売価格]

 

9月3日発売 (取付費等の諸費用は含まず。単位 : 円)

 

12月発売予定 (取付費等の諸費用は含まず。単位 : 円)

*7:TVフロントアンテナ、音声認識マイク&スイッチまたは音声認識マイク、ナビゲーションロックを含む価格(ナビゲーションロックなしでも購入可能)。

DCMパッケージには、さらにDCM、DCMアンテナが含まれる。

また、T-Connectナビ 10インチモデルは、車種専用のフィッティングキット、必要ケーブル類が含まれる(アルファード・ヴェルファイア専用には、DCM接続USBケーブルを含む)。
T-Connectナビ 10インチモデル以外はフィッティングキット、スペーサー、ケーブル類を含まない。車種によっては必要になる場合がある。

*8:DCM 専用通信機(Data Communication Module)。

*9:年度更新版の地図ソフト3回分(3年以内の更新)をセット。

 

 

[主要ナビオプション メーカー希望小売価格]

 

9月3日発売 (取付費等の諸費用は含まず。単位 : 円)

CLOSE

坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。