トヨタ自動車が、平成30年2月14日、国土交通大臣に対して、リコールを届出た。
リコールの対象車は、「RC F」、「LC500」、「GS F」の3車種、対象台数は、計4,937台(※)。
リコールの概要
[届出者の氏名又は名称]
トヨタ自動車 取締役社長 豊田 章男
[不具合の部位(部品名)]
燃料装置(高圧燃料ポンプ)
[基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因]
V型エンジンの左右シリンダバンクに配置された高圧燃料ポンプにおいて、ポンプが交互に噴射する際に発生する共振により、燃圧変動が想定外に大きくなり、パルセーションダンパ(燃圧変動減衰器)の固定部が摺動して摩耗することがある。そのため、当該ダンパが損傷して異音や振動が発生し、そのままの状態で使用を続けると、最悪の場合、燃料漏れに至るおそれがある。
[不具合件数]
0件
[事故の有無]
無し
[発見の動機]
海外市場からの情報による。
[改善措置の内容]
全車両、高圧燃料ポンプを対策品と交換する。
[対象車種]
計3車種・3型式
●リコール対象車・通称名
「RC F」、「LC500」、「GS F」
[自動車使用者及び自動車分解整備事業者に周知させるための措置]
・使用者:ダイレクトメール等で通知する。
・自動車分解整備事業者:日整連発行の機関誌に掲載する。
・対策実施車両:・改善実施済車には、運転者席側ドア開口部のドアストライカー付近にNO.4198 のステッカーを貼付する。
[リコール対象車の製造期間(製造期間の全体の範囲)]
平成2 6年 8月 8日~平成29年1 2月1 4日
[リコール対象車の台数]
計4,937台
(備考)
※リコール対象車の車台番号の範囲には、対象とならない車両も含まれる場合がある。
リコール対象車の形式等、詳しい情報について
リコール届出一覧表(国土交通省 PDF):
http://www.mlit.go.jp/common/001221382.pdf
改善箇所説明図(国土交通省 PDF):