豊田合成は5月18日、米国のゼネラルモーターズ (General Motors/以下、GM)が、豊田合成の米国子会社が製造した運転席用エアバッグを搭載する3車種について、5月に米国運輸省道路交通安全局(National Highway Traffic Safety Administration)とカナダ運輸省(Transport Canada)に対し、市場回収処置(以下、リコール)の届出を行ったと発表した。
今年5月、GMは、衝突事故の際に運転席用エアバッグのガス発生装置(インフレーター)に異常が生じる恐れがあるとして、豊田合成の米国子会社が製造する運転席用エアバッグを搭載する2014年から2017年製の3車種(米国約99万台、カナダ約4万台)のリコールを発表。
豊田合成は、これらエアバッグのインフレーターが、米国の「ARC Automotive (以下、ARC)」によって製造され、同社の米国子会社に納入されたものであることから、現在、GMおよびARCと協力して調査を進めていると云う(現時点では異常原因の特定には至っていない)。
豊田合成は、このリコールによる当期連結業績への影響について、現時点では算出困難であるとして、今後、開示すべき事項が生じた場合に、速やかに告知するとしている。