東京都は、アクセシブル・ツーリズムの推進を希望する事業者に対して受入環境整備を助言する相談員の派遣を開始する。(坂上 賢治)
都の産業労働局・観光部では、国内外から多様な旅行者を迎えたい事業者に対して障害者や高齢者等が安心して都内観光を楽しめるアクセシブル・ツーリズムの充実に向けた取組をより強力に推進することを決めた。具体的には、令和2年8月18日より施設のバリアフリー化や接遇サービス等の向上に取り組む事業者から相談員の派遣を希望している受け入れ先を募集する。
相談員の派遣は最大2回・2020年末まで。障害者等の旅行者の受入環境を整備したいが、具体的な方法が分からないという事業者に対してニーズに応じた相談員を派遣し、現場調査の上、状況等に応じた助言を行うという。
支援内容は(1)障害者や高齢者に対応した接遇サービスの改善、(2)バリアフリー化に向けた施設の改修、(3)バリアフリー情報を効果的に発信する方法、(4)障害者や高齢者の受入れに向けた補助金等の情報提供など。
支援対象事業者は、都内の旅館業法第3条第1項の許可を受けて、旅館・ホテル営業又は簡易宿所営業を行っている宿泊施設、飲食・小売・サービス業、バス・タクシー業。その他、申込には一定の要件があるとしている。
派遣費用は無料。予定している支援事業者数は20社程度(1社あたり1施設・事業者が希望する都内指定場所)。募集期間は1次募集として2020年8月18日(火)~9月30日(火)。2次募集に関しては近日公開する予定。いずれも申込書とヒアリング結果をもとに、東京都が支援事業者を決定する。
問い合わせ先
アクセシブルツーリズム運営事務局
FAX:03-3230-0787
E-mail:ats@ad-nikko.co.jp
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