東京ガスは1月19日、東京ガス不動産の新築賃貸マンション〝ラティエラ横濱鶴見〟の機械式駐車装置に、EV充電サービス「EVrest(イーブイレスト)」を導入した。
東京ガスは、IHI扶桑エンジニアリング製の機械式駐車装置に、自社の小型のコンセント型充電設備を活用するEVrest導入が可能な事を確認。既に2022年9月30日からEV充電装置&サービス提供を開始していた。
提供を進める理由は、脱炭素社会の実現に向けEVの普及拡大が求められている中で、国内住宅市場の約4割を占める集合住宅でのEV充電設備拡充を目指しての事。
EVrestサービスイメージ
ラティエラ横濱鶴見の機械式駐車装置
特に機械式駐車装置の場合、充電器への配線設計を要する事や大型の充電器の設置が難しい等の課題から、一般的に平面駐車場よりも導入ハードルが高い状況にも着目した。
コンセント型充電設備の設置状況
EV充電の様子
なお同社では既にEVrestの導入事例を進めている。当該例は以下の通り。
既築マンション:平面駐車場へ8基設置(神奈川県川崎市)
新築マンション:平面駐車場へ2基設置(東京ガス不動産 ラティエラ武蔵小杉)
東京ガスでは「IHI扶桑エンジニアリング製機械式駐車装置のEVrest導入第一号物件として、ラティエラ横濱鶴見の居住者専用の機械式駐車装置に充電設備を2基設置します。
本マンションのEVユーザーは自宅の駐車場で充電が可能となり、充電のための車の移動や順番待ちの煩わしさがありません。また、スマートフォンアプリを通じた充電指示等、利便性の高い充電環境が実現されます」と話している。