東京海上日動火災保険は、代理店にデジタル技術を融合するデジタルトランスフォーメーション(DX:Digital Transformation)により、多様なニーズに応じた快適で付加価値の高い提案やサービスの展開を行う、新たな代理店ビジネスモデルの構築を図っている。
その第一弾として、スマートフォンアプリの「モバイルエージェント(※)」を刷新し、新たなデジタル接点の浸透を目指す。
(※)保険に関する日常的なサポートから事故時まで、便利な情報や機能を集めたスマートフォンアプリ。当社および東京海上日動あんしん生命保険の契約者をはじめ、契約者以外でも利用可能。
東京海上日動は、中期経営計画「To Be a Good Company 2020」で、先進的なデジタル技術を活用し、商品やサービスを高度化すると共に、代理店ならではの高い専門性と、顧客への温かみのある対応を強化。社会の変化や、デジタル技術の進展を着実に捉え、最適なソリューションやシステムの導入で、代理店の業務変革をサポートするとしている。
また、それらの実現に向け、契約者それぞれの状況を踏まえ、One to Oneの付加価値の高い提案やサービスを提供し、カスタマーエクスペリエンス(CX:Customer Experience)を向上。その実現のため、以下3つの仕組みを導入・連携し、従来の契約・サービス単位の考え方から脱却、顧客単位の対応・サービスを実現していくとしている。
① 顧客とのデジタル接点のモバイルエージェント・マイページの機能を拡充する。
② 契約・事故・カスタマーセンター・リアル接点(対面等)・デジタル接点(モバエー・マイペ等)など、社内・代理店全ての情報をお客様単位に統合・集約する仕組みを導入する。
③ 新機能を加えて大幅リニューアルした新代理店システムを導入する。
[第一弾:モバイルエージェントの大幅刷新]
東京海上日動では、その取組みの第一弾として、1月17日から、スマートフォンアプリ「モバイルエージェント」の機能を大幅に刷新。これまで中心としてきた事故遭遇時の機能に、新たに生命保険と損害保険を簡単に管理できる機能を追加。代理店と契約者のデジタル接点構築の第一歩とするとしている。
<新しいモバイルエージェント主な機能等>
① カメラで保険を簡単に登録・管理(NEW 2019/01予定)
他社契約も含め、証券等をカメラで撮影することで、AI-OCRが補償内容を自動で読み取り保険証券をデジタル化。保険内容を自動で整理する。
② 事故や災害発生時をサポート(New 2019/04~随時)
事故時に位置情報等を活用し、スピーディーかつ的確な事故対応をサポート。広域災害時には、契約者の保険金請求の有無をPUSH配信する。また、保険証券が手元になくても、登録した保険情報からの保険金請求を可能とする。
③ One to Oneの情報配信(NEW 2019/04~随時)
契約者の加入状況等に合わせた案内やレコメンドをPUSH配信。詳細な内容は、アプリでそのまま代理店に問い合わせることができる。
※②の機能に加えて、チャットボットを使った代理店への相談機能や、保険の疑問を簡単に検索できる機能、アプリ内で代理店とチャット形式でやり取りできる機能も今後検討・追加していく予定。
東京海上日動は、以上の仕組みの導入で、従来からの代理店の強みや付加価値を更に強化。デジタルを活用した代理店ビジネスモデルの構築によって持続的な成長につなげていきたいとしている。