東京海上日動火災保険 は8月15日、乗合代理店に於いての情報漏洩に関する一連の調査の結果、保険代理店であるFPパートナー (以下、FPP社)に出向していた自社の社員が、FPP社で取り扱っている他の保険会社の顧客の契約情報等約3.5万件(同日時点)を、自社へ漏洩していたことが判明したと公表した。
同社では、7月22日に金融庁の報告徴求命令を受領(※1)しているが、乗合代理店に於いての情報漏洩を重く受け止め、全容を解明すると共に、真因究明・再発防止を図るとしている。
1.情報漏洩の規模
顧客の契約情報等(2024年8月15日時点):約3.5万件(現時点で、情報の二次漏洩は発生していないことを確認)。
2.漏洩が確認された個人情報等
契約者(被保険者)の氏名・住所・電話番号・生年月日、証券番号、保険種類、保険始期・満期、保険料・保険会社名等(現時点で、センシティブ情報(※2)の漏洩は確認されていない)。
3.情報漏洩発生期間
2021年3月~2023年10月。
4.漏洩した情報の使途
FPP 社における各保険会社のシェア・自社ポジションの確認およびFPP社の営業拠点に対する支援体制など、自社社内体制の検討等。
※1)関連リンク:(東京海上日動)金融庁による報告徴求命令の受領について (2024年7月23日付リリース/PDF)
※2)センシティブ情報:(個人情報保護委員会)金融分野ガイドラインにおける機微(センシティブ)情報の対象範囲 (PDF)