国土交通省は4月1日、公職にある者による図柄入りナンバープレートの取得に際し、寄附を行わなくとも、フルカラーの図柄入りナンバープレートを選択できるよう、関係告示を改正した。
図柄入りナンバープレートは、平成29年4月のラグビーワールドカップ特別仕様ナンバープレートの交付開始以降、同年10月からは東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会特別仕様ナンバープレート、平成30年10月からは地方版図柄入りナンバープレートが交付され、1,000円以上の寄附をすると、フルカラーの図柄入りナンバープレートの選択ができる。
国交省は今回、公職選挙法(昭和25年法律第100号)との関係で、公職にある者によるフルカラーの図柄入りナンバープレートの取得のための寄附に疑義が生じる場合があるのではないかとの指摘があったことから、関係告示を改正し、公職にある者による図柄入りナンバープレートの取得に際し、寄附を行わなくともフルカラーの図柄入りナンバープレートを選択できるようにした。
また、改正前に公職にある者が寄附を行っていた場合は、申し出により、寄附金管理団体(日本デザインナンバー財団)が、これを返還する。
[改正の概要]
<改正告示名>
自動車登録番号標及び車両番号標の塗色を定める告示(平成29年国土交通省告示第99号)
<改正内容>
自動車(※)の所有者又は使用者が公職にある者(衆議院議員、参議院議員、地方議会議員、地方公共団体の首長)である場合は、寄附を行わなくともフルカラーの図柄入りナンバープレートを選択可能とする。
※登録自動車及び軽自動車
<施行日>
平成31年4月1日