国土交通省は、全国で行う街頭検査に可搬式の「ナンバー自動読取装置」を導入し、公道を走行する車検切れ車両を把握。当該車両のドライバーに直接指導・警告する対策を今月9月から開始する。
国土交通省では、平成29年度から、街頭検査において可搬式の「ナンバー自動読取装置」を試行的に導入し、公道を走行する車検切れ車両のドライバーに対して直接指導・警告する対策を行ってきた。
平成29年度の試行導入の結果を踏まえ、今年度(平成30年度)から、全国で行う街頭検査に当該装置を導入することとし、今月9月から運用を開始する。
また国交省は、「車検切れ車両」に対し、車検切れ車両による運行は安全上の問題があるほか、自動車損害賠償責任保険(強制保険)が切れている可能性も高いことから、無作為に抽出した車検切れ車両のユーザーに対して注意ハガキを送付、国土交通省のホームページで、通報窓口の設置等を行っている。
[可搬式ナンバー自動読取装置の導入実績・計画]
○平成29年度 5カ所の街頭検査に試行導入
実施箇所:全国5箇所(北海道、沖縄、長崎、茨城、兵庫)における街頭検査
読取台数:計3,696台
捕捉台数:7台(ドライバーに対して警告書を交付)
■(国土交通省)車検切れ車両を捕捉―街頭検査で「ナンバー読取装置」を試行運用しました―:
http://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha09_hh_000177.html
○平成30年度 全国で行う街頭検査に導入・運用
■(国土交通省)無車検車・無保険(共済)車通報窓口:http://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha_tk5_000012.html