トヨタファイナンシャルサービスのMaaSサービス事業「my route( マイ ルート )」は4月12日、日本全国の自治体・地域事業者向けに低コストでMaaSをはじめられる「エントリープラン」を開始する。
ちなみに、このmy routeサービスを提供するトヨタファイナンシャルサービスは、自動車販売に係る金融サービスを提供する統括会社として設立。現在、日本を含めた世界40ヵ国以上の国・地域で自動車ローンやリースを中心とした自動車販売金融を展開している。「my route」は、顧客との結びつきを広げるために立ちあげられた新事業という建て付けだ。
そんな「my route」は、先の2018年11月から「もっと移動したくなる環境づくりを通じて、〝すべての人の移動の自由〟と〝ずっと賑わう街づくり〟に貢献したい」というビジョンを掲げて福岡地域からサービスが立ちあげられた。
それ以降、九州を出発点に横浜、富山、愛知などにサービスエリアを拡大。地域の事業者、利用顧客の声を収集しつつ、日々プロダクトの改善を続けているという。
その間5年半、今や交通・施設チケットの販売は14地域( サービス導入順に、福岡・北九州・水俣・横浜・宮崎・富山・糸島・愛知・佐賀・大分・沖縄・長崎・熊本・鹿児島 )・145券種。連携事業者数は160社以上になったとしている。
同社のmy routePR事務局では、「〝人と人が繋がり、笑顔が増える移動を日本中にもっと創出していきたい〟という想いのもと、全国の自治体・事業者の皆様との協力関係をもっと拡げていくために、まずは、低コストでMaaSをはじめたいというニーズにお応えするエントリープランを4月12日から新設定致します。
私たちがご提供するmy routeは、モビリティカンパニーの取り組みの一環であり、〝移動のきっかけづくり〟と〝より快適な移動体験〟の提供によって、生活者視点でユーザーの移動に寄り添い、街の活性化に貢献することを目指しています」とサービス網拡大の意欲を話している。
そのプラン概要は以下の通り
- 新規に、低コストでMaaSをはじめたい自治体・事業者にむけに「エントリープラン」を設定。
- 一方で、従来から提供しているアプリ機能をフル活用できるプランについては「スタンダードプラン」として改めて提供する。
各プランできることは以下の通り
今回の「エントリープラン」「スタンダードプラン」の2プランとなったことを機に企業・自治体向けのWEBサイトを刷新した。同サイト上で「my route」で提供できる機能は確認できるとしている。
アプリ概要
同社によると、おでかけMaaSアプリ「my route」とは、みんなの「行きたい」を「行ける」につなげるおでかけアプリだという。
使い方では目的別に「近くの行きたい場所、イベントが見つかる」「TVや雑誌、WEBサイトで見つけた行きたい場所、お友達のおススメのお出かけ先が保存できる」「様々な交通手段を組み合わせた行き方が検索できる」「お得な交通チケットが買える」などの機能を備えている。
まずは無料ダウンロードし、その後はログインなしで機能を試すことが可能。但し、チケット購入には会員登録・クレジットカード等の決済手段の登録が必要となっている。
そんな「my route」のお勧めは「myステーション」と「おでかけメモ」があるという。このうち「myステーション」は、自宅の最寄駅やバス停を登録すると、交通情報や発車時間、時刻表が確認できる。対して「おでかけメモ」は、行きたい場所やイベントを保存して、自分だけのおでかけリストほ作る機能となっている。
企業情報
社名:トヨタファイナンシャルサービス株式会社
代表者:代表取締役社長 頃末 広義
所在地:〒451-6015 愛知県名古屋市西区牛島町6番1号 名古屋ルーセントタワー15F
URL:https://www.tfsc.jp