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2025年1月20日【MaaS】

テラチャージ、びわ湖大津プリンスホテルでEV充電サービス開始

坂上 賢治

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EV向け充電サービス「Terra Charge(テラチャージ)」を展開するTerra Chargeは12月1日より、「びわ湖大津プリンスホテル(滋賀県大津市におの浜4-7-7、総支配人:松本伸夫)」へ6kW出力の普通充電器10口を設置。これを介した充電サービスの提供を開始した。

 

さて今回、テラチャージが同ホテルに充電設備を提供した背景には、近年、EVの普及と共にEV充電インフラに係る消費者欲求が急加速している事実がある。

 

それを受けて経済産業省は、EV充電器の設置目標を2030年までに30万口(現在4万口)とするなど全国規模で充電環境の整備を求めている。実際、公共施設に於ける充電環境の不足は深刻だ。なかでも長距離走行後の目的地で、かつ滞在時間が長いホテルでのEV充電ニーズは極めて高く、来たる2030年の設置数の目安は、全国で「10~15万口」が必要とされている。

 

 

そうしたなか今回、充電サービスを開始した〝びわ湖大津プリンスホテル〟は、京都駅から施設最寄りの大津駅までJRで2駅・10分。滋賀・京都の観光拠点として最適な全室レイクビューのホテルだ。高層38階・529の客室と国内最大級でコンベンションホール「淡海」も擁し、風景と調和したその様は大津のシンボルともいえるもの。

 

 

そんな同拠点が、西武プリンスホテルズ&リゾーツのプリンスホテルブランドで、初めてテラチャージを導入し、EV利用顧客へのサービス体制を拡充する。

 

設置協力したテラチャージは、施設の初期/維持・運用費用が無料となるサービス体制を実現。充電器が日本製で部品欠品リスクが少ないこと、課金決済と管理の機能があること、24時間365日対応のコールセンターがあることなどの特長があり、運用やアフターメンテナンスに於いても安心できるサービス体制を敷いている。

 

また先の通り今回、設置した充電器は普通充電器となり、一般的に考えるとEVを満充電するには充填したい分のバッテリー容量を6kWで割っただけの時間が掛かる。しかし長時間滞在が見込めるホテル施設であれば顧客の充電ニーズを満たすことができるとものと考えられる。

 

サービス提供を開始した充電器などの詳細は以下の通り

 

 

施設名:びわ湖大津プリンスホテル
所在地:滋賀県大津市におの浜4-7-7
URL:https://www.princehotels.co.jp/otsu/
充電器仕様:普通充電器(6kW)10口
サービス提供開始:2024年12月1日
利用料金:1時間あたり500円(税込)

 

設置されたEV充電「テラチャージ」は、モバイルアプリから利用できる電気自動車(EV)向けの充電サービス。無料アプリから簡単に3分で利用登録ができ、充電スポット検索・充電器のご利用・充電料金の決済が可能。24時間365日対応のコールセンターも完備させ、EVユーザーにとって安心のサービス体制を敷く。

 

 

テラチャージアプリ
App Store:https://apps.apple.com/us/app/terra-charge/id1639315162
Google Play:https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.terramotors.terracharge

 

よくある質問
https://terracharge4.zendesk.com/hc/ja

 

Terra Charge 株式会社
本社所在地:東京都港区芝浦1-1-1 浜松町ビルディング12階
代表者:代表取締役社長 徳重徹
設立:2010年 4月
URL:https://terra-charge.co.jp/

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

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日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。