三菱自動車工業は3月18日、アジアクロスカントリーラリー(8月6日~12日開催予定)に、プライベートチーム「チーム三菱ラリーアート(RALLIART)」として参加するタント・スポーツ(タイ)に技術支援を行うと発表した。
アジアクロスカントリーラリーは、タイを主な舞台に、アセアン特有の高温多湿な気候と山岳や密林を中心とした過酷なオフロードで競われる、国際自動車連盟(FIA)公認のラリーレース。
チーム三菱ラリーアートは、このラリーに三菱自動車の世界戦略車である1トンピックアップトラック「トライトン(一部の国・地域ではL200として販売)」で参戦。三菱自動車は、総監督として2002~2003年ダカールラリー2連覇の増岡浩氏を送るなど、技術支援を行う。
チーム三菱ラリーアート総監督の増岡浩のコメント
「三菱自動車は長年にわたり世界ラリー選手権やダカールラリーなどに参戦し、それぞれで頂点を極め、どんな天候や道でも安心して楽しめる三菱自動車らしい走りを実現させてきました。今回の技術支援という形でのアジアクロスカントリーラリーへの挑戦は、アセアンでの主力商品であるピックアップトラックやクロスカントリーSUVの商品強化に繋がる活動です。ファンの皆様のご期待に沿えるよう、しっかりと準備をすすめてまいりますのでご期待下さい」。
三菱自動車は、昨年11月にラリーアートブランドを復活し、タイで専用パーツを装着した特別仕様車を販売しているほか、今月17日には、日本でアクセサリーパーツの販売も開始。
今後は、「チーム三菱ラリーアート」への技術支援を通じて得た技術情報を、クルマづくりにフィードバックし、堅牢なボディとシャシー、そして優れた操縦安定性と悪路走破性といった三菱自動車の強みをさらに磨き上げていくと共に、クルマづくりにかける情熱や三菱車の楽しさを発信していきたいとしている。