スズキは4月19日、コンゴ民主共和国の国立職業訓練機構(以下、INPP)に、自動車整備士養成用の機材を寄贈したことを発表した。
同社は、国際協力機構(JICA)が2011年より実施しているINPPとの技術協力プロジェクトを支援するため、INPPが自動車整備士の養成に必要としている機材の寄贈を決定。今回、ジムニーの中古車をはじめ、エンジンやスペアパーツ、特殊工具など、総数590点にのぼる機材を寄贈した。
これに伴い、4月18日、コンゴの首都キンシャサにあるINPP本部に於いて、クロウディン・ンドゥシ・ムケンベ雇用・労働・社会保障大臣と在コンゴ日本国大使館の前川秀信参事官、ジャン=マリー・ルクラシ・マサンバINPP取締役会長が臨席の下、寄贈記念式典が開催され、寄贈品目録と寄贈車両のレプリカキーが贈呈された。
今回のコンゴINPPに対する自動車整備士養成用の機材寄贈について、スズキの鈴木社長は、「コンゴ民主共和国の経済成長により自動車の普及が進み、自動車整備士によるアフターサービスへの需要も伸びることで、INPPによる自動車整備士養成の重要性が増していくことを確信しております。自動車が常に良好な状態で走行し、モビリティと交通安全の改善を通じて、コンゴ民主共和国の皆様がより快適で安心な生活を送られることを願っています。」と述べている。