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2025年3月28日【アフター市場】

スズキ、車の移動が苦手な人に快適空間を提供する香り製品を発売

坂上 賢治

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「Air Forest YOWAN車用エアケアキューブ」を発売開始

 

スズキは3月28日、エステー(本社所在地:東京都新宿区、代表執行役社長:上月洋)と共同開発した車内の快適空間をサポートする「Air Forest YOWAN(エアフォレスト ヨワン) 車用エアケアキューブ」を発売開始した。販売はスズキ公式ECサイト「S-MALL」、スズキ四輪車販売店。価格は消費税10%込みの本体が1980円、つめかえ用のエアケアキューブのみが1100円。

 

この「Air Forest YOWAN 車用エアケアキューブ」は、森の香りの力で澱み易い車のニオイ空間にアプローチし、快適な空間へとサポートする車用の消臭芳香剤。クルマでの移動が苦手な家族など乗員の移動環境に焦点を当てて開発された。

 

 

製品原料は、北海道産トドマツの天然精油を配合、爽やかな心地よいグリーンの香りとなっている。この香りが車内の不快臭に対する高い消臭効果があるという。パッケージはトドマツの森林を水彩画タッチのイラストで描写し、森の静けさと清々しい空気を表現した。

 

商品名の「YOWAN」は、「Your Wants」の頭文字「Yo」と「Wan」を組み合わせた造語で「森の香りの力を借りて、不快な移動空間にアプローチし、快適なクルマでの移動を希望するあなたの望みに寄り添う」という意味が込められている。

 

なお同「Air Forest YOWAN 車用エアケアキューブ」は、2024年度グッドデザイン賞を受賞した。その際の評価は以下の通り。

 

 

「幼少期から車酔いがひどく、特に昔のたばこ臭い鉄道(当時は喫煙可)やバス特有のにおいが苦手であった。さらに合成香料の芳香剤も避けたい過敏な体質である。このような人々にとって、トドマツの木片を使用した森林浴を思わせる香りと消臭効果は非常に魅力的である。またパッケージデザインも美しく、製品の魅力を一層引き立てている」

 

同製品の開発にあたりスズキは、クルマという製品づくりだけでなく、人に寄り添い、その困りごと解決に取り組んでいくと話している。

 

「Air Forest YOWAN 車用エアケアキューブ」製品概要
製品名: Air Forest YOWAN 車用エアケアキューブ
価格(消費税10%込み): 本体:1980円、つめかえ用:1100円
取扱い :スズキ公式ECサイト「S-MALL」、スズキ四輪車販売店
成分 :香料(トドマツ精油含有)、木片(トドマツ)
製造元・販売元 製造元:エステー株式会社、販売元:スズキ株式会社

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

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1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

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1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

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日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

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株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

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1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。