オートバックスセブンは、6月6日(水)から6月8日(金)に、東京ビッグサイトで開催される「電子機器2018 トータルソリューション展:Smart Sensing 2018」に出展する。
自動車の安全運転支援技術が発達し、交通事故での死者数が減少する一方で、交通事故に占める高齢者(65歳以上)の割合は増加傾向にある。また、高齢者の独居化が進行していることから、同社は、離れて暮らす家族の不安も小さくないと考えていると云う。
オートバックスセブンは、このような環境の中、加齢で衰えていく身体能力や判断能力を、IoT技術とサービスを活用して補完し、高齢者とその家族双方に、安心・安全を訴求する「高齢者見守りサービス」の事業化に取り組んでいる。
その一環として、2017年11月より5ヵ月間、北九州市の協力のもと、同市域をフィールドとした実証実験を実施。実証実験では、低電力で広範囲をカバーできる無線通信技術のひとつ「LPWA(Low Power Wide Area)」(※)を使用した。
今回の出展では、同実証実験の成果の報告と、同社が現在開発を進めているLPWAを活用した、「見守りサービス」や「災害検知サービス」について説明し、それに伴う車載用機器やお出掛け用機器などを展示する。
※:無線通信技術のひとつ。無線通信の規格には、無線LANやBluetoothなどがあるが、LPWAでは消費電力を抑えつつ、広い領域をカバーできる。今回、同社がソニーセミコンダクタソリューションズより提供を受けているLPWAの新しい通信技術では、見通しで100km以上の伝送性能を持ち、高速移動でも利用可能など、自動車での利用に相性が良い。
[出展の概要]
– イベント名:電子機器2018トータルソリューション展 Smart Sensing 2018
– 出展日時:2018年6月6日(水)~6月8日(金)
– 会場:東京ビッグサイト 東 5 ホール 5A-10(東京都江東区有明 3-11-1)
– 出展内容:LPWA を活用した新しいサービスの提案、サービス提供時の機器の展示
– 入場料:1,000円 ※公式ホームページにて事前登録を済ませれば、無料
– 公式HP:https://www.smartsensingexpo.com/
■北九州市で IoT 技術を活用した高齢者見守りサービスの実証実験を開始:
https://www.autobacs.co.jp/images/data/news/2017/10/12/TgZvA4.pdf