住友ゴム工業は10月7日、翌8日から24日の期間、全国のタイヤセレクト直営店(※1)で実施する「DUNLOP(ダンロップ)全国タイヤ安全点検(※2)」に於いて、プロの点検に加えてAIタイヤ点検ツールを導入すると発表した。
AIタイヤ点検ツールでは、スタッフがスマートフォンで撮影したタイヤ画像からAIがタイヤの溝の深さや偏摩耗を診断し、3段階で摩耗状態の判定結果を表示。点検結果は、撮影画像を見ながらその場ででも、点検後に渡される「AIタイヤ点検結果カード」のQRコードから後程、オンライン(※3)でも確認できると云う。
AIタイヤ点検ツールは、AI・ディープラーニング技術の開発等を行う「リッジアイ社(Ridge-i)」の協力により開発された、スタッドレスタイヤやオールシーズンタイヤを含む全タイヤの摩耗状態の判定が可能なソフトウェア。スマートフォンのアプリケーションから撮影したタイヤのトレッド部(※4)の画像をAIで解析し、主溝の深さの目安に加え、センター摩耗・ショルダー摩耗の様な偏摩耗も高精度に判定できると云う。
AIによる摩耗状態の判定は、信号になぞらえて「青色」「黄色」「赤色」の3段階で表示。ツールではこれに店舗スタッフによる目視でのキズやヒビの有無を加えて、「問題なし」「ローテーション推奨」「交換が必要」の3段階の点検結果を表示する。
住友ゴムは、自動車産業を取り巻く環境が大きく変化する中、「さらに高い安全性能」を実現するために、タイヤ開発および周辺サービス展開のコンセプトである「Smart Tyre Concept」を掲げており、これを通じて、これからも安全で事故のない社会づくりに貢献していくとしている。
[リッジアイ社について]
AI・ディープラーニングを含む最先端の技術を駆使して社会課題・顧客課題を解決し、新しい社会を創造するテックイノベーションファーム。現場に入り込んだコンサルテーションに始まり、アセスメント、開発、導入、顧客による実運用まで視野に入れた、実用的なソリューション提供およびDX推進を支援。
※1:AIタイヤ点検の実施の有無は、直接店舗へ問い合わせのこと(店舗検索:)。
※2:10月8日から「DUNLOP全国タイヤ安全点検」を実施(2021年10月1日リリース):https://www.srigroup.co.jp/newsrelease/2021/sri/2021_075.html
※3:12月31日まで閲覧可能。
※4:タイヤが路面と接触する部分。
■Ridge-i:https://ridge-i.com/