スバル（SUBARU）は１月１０日、現行の〝SUBARU BRZ〟向けのソフトウェアアップデートサービス「SUBARU Sport Drive e-Tune （スバル・スポーツドライブ・イーチューン）」を発表した。なお、同社では昨年1月、ソフトウェアアップデートサービスの第一弾として、〝レヴォーグ〟向けの「SUBARU Active Damper e-Tune （スバル・アクティブダンパー・イーチューン）」を発表しているが、今回はその第二弾となる。

「SUBARU Sport Drive e-Tune」は、BRZのAタイプからCタイプのスロットルセッティング（MT車）やトランスミッション制御（AT車）ソフトウェアを、現行のDタイプに採用されているものにアップデートして組み込むことで、動的性能をよりスポーティにするサービス。

MT車では、スーパー耐久シリーズに参戦している〝Team SDA（スバルドライビングアカデミーの略、スバルエンジニアの運転スキルと評価能力を高める人財育成の取り組み）Engineering〟の取り組みで得た知見を活かした、全回転域でアクセル操作に対してエンジンが忠実に反応するスロットルセッティングとなり、アクセルのコントロール性が向上。

AT車では、マニュアルダウンシフト制御が変更され、ドライバーの操作や路面状況などから総合的に回転数制限範囲を判定する設定となり、オーバーレブの危険性がない状況下では、ドライバーの意思でダウンシフトができるように回転数の領域が拡大されると云う。

＜SUBARU Sport Drive e-Tuneの概要＞
– 発売時期：2025年春を予定（ディーラー装着オプション）
– メーカー希望小売価格（予価）：

・MT車向け：約5万円（工賃・税別）
・AT車向け：約3万円（工賃・税別）

– 対象車両：SUBARU BRZ ZD型Aタイプ（2021年7月発表） ～Cタイプ（2023年9月発表）

スバルは、今後もこれまでにはない新たな発想で、同社ユーザーの〝安心と愉しさ〟を実現できるサービスを提供していくとしている。