スバル(SUBARU)は、既販車を対象にした後付けの「ペダル踏み間違い時加速抑制装置」を、全国の販売店を通じて、5月29日から販売する。
65歳以上の人が、この装置を購入・取り付ける場合、条件を満たしていれば「サポカー補助金」の対象となり、導入補助(4万円)が受けられる。
今回発売される「ペダル踏み間違い時加速抑制装置」は、運転支援システム「アイサイト」および、スマートアシスト(*1)非装着車に向けたスバルの純正用品で、適用車種により、①「ペダル踏み間違い時加速抑制装置」と②「ペダル踏み間違い時加速抑制装置 『つくつく防止(*1)』」の2種類がある。
①ペダル踏み間違い時加速抑制装置
・メーカー希望小売価格:56,100円(税込み/*2)
・適用車種:インプレッサ(GP/GJ型(*3))、SUBARU XV(GP型(*3))
<機能>
・時速約10km以下での前進/後退時に、前後に装着したソナーセンサーで前/後方約3m以内にある壁などの障害物を検知した場合、ランプとブザーで警告。それでもアクセルを強く踏み込んだ場合には、加速を抑制する(*4/*5)。
・後退時には、障害物の検知にかかわらず、時速約5km以上でアクセルを強く踏んだ場合や、アクセルを踏んだまま時速約5kmを超えた場合に、警告と加速抑制を行う(*4/*5)。
②ペダル踏み間違い時加速抑制装置「つくつく防止」
・メーカー希望小売価格:35,200円(税込み/*2)
・適用車種:ルクラ(RF型/*3)、ステラ(RK型/*3)、プレオ(RD型/*3)、プレオ+(RE型/*3)
<機能>
・時速約10km以下での前進/後退時に、前後に装着したソナーセンサーで前/後方約3m以内にある壁などの障害物を検知し、アクセルを強く踏み込んでしまった場合、ランプとブザーで警告するとともに、加速を抑制する(*4/*5)。
*1:「スマートアシスト」および「つくつく防止」はダイハツの登録商標。
*2:別途、取り付け工賃が必要。詳細については、スバル販売店に問い合わせのこと。
*3:車種によって、一部装着できないモデルがある。詳細は、スバルオフィシャルWebサイト内アクセサリーページ<https://www.subaru.jp/?_ga=2.143419765.1740535163.1590982312-1248799610.1590982312>に後日開設される予定の「ペダル踏み間違い時加速抑制装置」のページを参照。
*4:同装置は、加速を抑制するが、ブレーキ機能や停止機能はない。
*5:天候など周囲の状況、車両の状態、ドライバーの操作によって不作動/誤作動の可能性がある。
[サポカー補助金について]
65歳以上(*6)の人が、この装置を購入・取り付ける場合、一定の条件の下で、経済産業省および国土交通省が実施する「サポカー補助金」制度(*7)の対象となり、「後付けのペダル踏み間違い急発進抑制装置」導入補助(4万円)が受けられる。
補助を受けるには、次世代自動車振興センターから「後付け装置取扱事業者」に認定された事業者で、装置を購入・取り付ける必要があるが、全国のスバル販売特約店(44社)では、現在この認定に向けた申請準備を進めており、今年6月末までに認定される見込み(*8)。
なお、補助金の申請は販売・取り付けを行った「後付け装置取扱事業者」が行い、予め補助金分が差し引かれた金額で購入・取り付けができるため不要。
*6:2021年3月31日までに満65歳以上になる人(2021年4月1日に65歳の誕生日を迎える人を含む)が対象。
*7:制度詳細については、次世代自動車振興センターの「サポカー補助金とは」ページを参照。
*8:販売店が「後付け装置取扱事業者」に認定される前に装置を購入・取り付けすることも可能だが、その場合、補助の対象から外れる。
■(次世代自動車振興センター)サポカー補助金とは:http://www.cev-pc.or.jp/support-car/support-car.html