ナビタイムジャパンは2月8日、iOS向けカーナビアプリ『カーナビタイム』のプレミアムプラスコースにて、配達ドライバー向け機能を提供開始した。
あわせて、プレミアムプラスコースの機能に加え、建物名や表札などが表記されているゼンリン住宅地図を見られる「住宅地図プラスコース」(月額2,000円(税込)を新設。Android OS向けには、2月中旬に提供開始予定だとしている。
配達ドライバー向け機能は、メニュー画面で「ドライバーモード」を「配達ドライバー」に切り替えて利用する。主な機能は以下の通り。
①配達先を詳細情報と共に管理できる配達リスト機能
②最大100件まで経由地を設定し、配達時間指定を考慮した最適巡回ルート検索
③配達業に便利な行政界地図とゼンリン住宅地図
『カーナビタイム』は、仕事で利用しているユーザーが約5割と多く、2021年4月にはタクシードライバー向け機能を大幅拡充するなど、プロドライバー向けの機能にも力を入れている。なかでもトラックドライバーユーザーが多いことから、主に個人宅や企業への配達を担うドライバー向けの機能を開発した。
多数の配達先をカーナビアプリ内でステータスも含めて管理し、到着希望時間や滞在時間等の条件を考慮して効率よく巡回するという複雑なルート検索に対応した独自の経路探索エンジンの技術で、最適な巡回経路を案内できるようにすることで、遅配・誤配の防止や、個人向けの宅配個数の増加や配送ドライバーの人手不足という社会課題を解決する一助となればとコメントしている。
①配達先を詳細情報と共に管理できる配達リスト機能
伝票等の住所を「配達地点」として、ステータス(配達中/不在/配達完了)や配達時間指定、置き配指定、荷物サイズなどの詳細情報と共に「配達リスト」に登録できる。
配達地点をリスト上で管理できるようになり、例えば「未配達で、配達指定時間が午前中」のように登録した情報での絞り込み検索も可能。
②最大100件まで経由地を設定し、配達時間指定を考慮した最適巡回ルート検索
ルート検索時には、目的地/経由地入力画面から配達リストを呼び出し、リスト上で目的地と経由地(最大100件まで)を設定できる。詳細情報に登録している配達時間指定を考慮した、最適な巡回ルートを検索できる。経由地には、滞在時間も設定できるため、配達完了までの所要時間の目安も把握できる。
③配達業に便利な行政界地図とゼンリン住宅地図
地図上では、市区町村や丁目などの行政区画の境界線が表示された「行政界地図」を見られるようになる。
さらに、今回新設する「住宅地図プラスコース」に登録すると、地図を「住宅地図」に切り替えられるようになり、建物名や表札などが表記されているゼンリン住宅地図を見られる。
地点検索時にも住宅地図を表示できるので、個人宅への配達時の誤配防止や、建物や表札を目印に移動するタクシーの送迎や引越業などのプロドライバーの方にも便利な機能だとしている。