SPKが、平成30年2月15日、国土交通大臣に対して、リコールを届出た。
リコールの対象車は、「GSX-R1000」、「GSX-R1000R」、対象台数は、計980台(※)。
リコールの概要
[届出者の氏名又は名称]
SPK株式会社 代表取締役社長 轟 富和
[不具合の部位(部品名)]
動力伝達装置(ドライブチェーン)
[基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因]
エンジン制御コンピュータのプログラムが不適切なため、1速から2速への変速時にギアが2速に入らずニュートラルになった時に、スロットルを開けるとエンジンが空ぶかし状態となり、その状態でクラッチを切らずに2速に入れ直すと、動力伝達装置に過大な力がかかる。そのため、ドライブチェーンが異常に伸び、最悪の場合、外れるもしくは切れて走行不能となるおそれがある。
[不具合件数]
0件
[事故の有無]
無し
[発見の動機]
輸入元からの連絡による。
[改善措置の内容]
全車両、エンジン制御コンピュータを、過回転防止制御を追加した対策品と交換する。また、ドライブチェーンの異常伸びの有無を点検し、異常伸びが認められた場合は、ドライブチェーン、エンジンスプロケット、リヤスプロケットを新品に交換する。 なお、改善措置用部品の準備に時間を要することから、使用者に不具合の内容を通知して注意喚起を行い、準備が整い次第、再度入庫の通知をする。
[対象車種]
計1車種・1型式
●リコール対象車・通称名
「GSX-R1000」、「GSX-R1000R」
[自動車使用者及び自動車分解整備事業者に周知させるための措置]
・使用者:ダイレクトメールまたは電話等で通知する。
・自動車分解整備事業者::日整連発行の機関誌に掲載する。
・対策実施車両:・改善実施済車には、車わく(車台番号打刻位置付近)に外-2595のステッカーを貼付する。
[リコール対象車の製造期間(製造期間の全体の範囲)]
平成 29 年 1 月 18 日~平成 29 年 11 月 21 日
[リコール対象車の台数]
計980台
(備考)
※リコール対象車の車台番号の範囲には、対象とならない車両も含まれる場合がある。
リコール対象車の形式等、詳しい情報について
リコール届出一覧表(国土交通省 PDF):
http://www.mlit.go.jp/common/001221538.pdf
改善箇所説明図(国土交通省 PDF):