プライムアシスタンスは1月12日、MaaSサービス「NORUMO」の提供を、2022年1月より開始すると発表した。
このサービスは、自治体・交通事業者向けに「AIオンデマンド交通システム」と「コンタクトセンターによる予約・カスタマーサポート」を活用したMaaSサービス。プライムアシスタンスと損害保険ジャパンが連携し、地方における移動手段の確保・高齢者の外出促進や健康増進・買い物弱者の救済・家族送迎の代替などの困りごとをアシストする。
近年、地方の路線バスの廃便・減便や、免許返納者の増加により、交通空白・交通不便地域が拡大している。地域における移動手段の確保ができなければ、高齢者や免許非保有者をはじめとする地域住民の買い物や通院などの日常生活に支障をきたし、QOL(Quality of Life=生活の質)の低下につながる。
また、このような地域において高齢ドライバーは、加齢により身体機能が低下しても免許を返納することができず、本人も家族も不安を抱えたまま運転を続けている。今後、さらに高齢化が進むなか、交通空白・交通不便地域の拡大は、地域の安心・安全・健康に大きな影響を及ぼす社会課題となっている。
上記の背景から近年、自治体の公的負担(運行費等補助)によるデマンド交通、コミュニティバス、自家用有償旅客運送等の導入が進んでおり、今後も同様の傾向が続く見通しとなっている。