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2021年7月9日【アフター市場】

損保ジャパン、「ながら運転」防止サービスを7月発売

NEXT MOBILITY編集部

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損害保険ジャパンとSOMPOグループのプライムアシスタンスは7月9日、米国モーション・インテリジェンス開発の「ながら運転」防止ソリューションの販売を同月より開始すると発表した。

 

サービスは、損保ジャパンが担当営業店を通じて紹介し、プライムアシスタンスが販売。利用は1,000台から申し込みが必要で、価格(税抜)は1台につき年間2,180円。既にセブン‐イレブン・ジャパンでの導入が決定していると云う。

 

日本では、2019年12月1日に改正道路交通法が施行され、スマートフォン等を使用しながら車を運転する「ながら運転」に対する罰則が強化された。これにより、企業は事故だけでなく、免許停止や無免許運転による業務リスクに対し、より一層の対応策が求められるようになった。

 

損保ジャパンの持ち株会社であるSOMPOホールディングスでは、「ながら運転」を防止する事業者向けサービスの展開を目指し、2019年12月からモーション・インテリジェンス社の「ながら運転」防止ソリューションについて、複数企業との実証実験を重ね、実験参画8社において、交通事故が平均40%、交通違反が平均36%削減という効果を実証。導入企業が適切に管理・運営できることが検証できたため、今回、販売を開始することとした。

 

ながら運転防止サービスは、専用デバイスにより、予め専用アプリをダウンロードしたスマートフォンの運転中の操作を制限する事業者向けのサービス。専用アプリをインストールしていないスマートフォンを検知し、運行管理者に通知するオプション機能もあると云う。

 

また、従業員が個人で所有するスマートフォンの使用も抑制や、警察・消防等の緊急性を要する連絡先を予め設定することで、走行中の発信も可能。業務上必要なスマートフォンアプリ(カーナビアプリなど)の使用を許可するなど、制御するアプリも設定でカスタマイズできる。

 

 

 

 

一方、運行管理者においては、専用WEBサイトを通して、ドライバーの位置情報やスマートフォン使用状況の監視に加え、レポート作成やアラート発信の機能もあるため、ドライバー毎に実効性の高い管理ができるようになると云う。

 

 

 

 

SOMPOグループは、今後も最新のデジタル技術を活用したソリューションを通じ、事故の無い社会の実現を目指すとしている。

 

 

[ながら運転防止サービスの機能]

 

<標準機能>

・アプリとデバイスの組み合わせにより「ながら運転」を強制制御(時速10km以上の走行)。
・1つのデバイスで、業務用だけでなくプライベートスマートフォンも制御。
・管理者サイトで、アプリの稼働状況・車両の走行状況を把握。
・警察、消防への緊急通報はワンプッシュで可能。

 

<販売価格>

・年間2,180円/台(税抜)
・1,000台から(無償期間として1か月間、数台の試用可能)

上記の他にも、カーナビアプリの追加をはじめオプション機能有り。

 

<管理者サイト>

管理者サイトでは、各車両の位置情報やアプリの起動状況の確認が可能。また、オプション機能として、アプリ未登録スマートフォンの検知も可能できる。

 

<各企業の役割>

・SOMPOホールディングス:事業の管理、サービスの改善・改修の管理。
・プライムアシスタンス:サービスの販売、顧客対応。
・モーション・インテリジェンス社(※):サービス・システムの開発とサポート。
・損保ジャパン:サービス紹介。

 

※モーション・インテリジェンス株式会社:米国で同サービスの導入実績があるMotion Intelligenceの日本法人<https://motionintelligence.jp/>。

 

 

[米Motion Intelligence社の概要]

 

– 会社名:Driving Management System ,Inc
– 商号:Motion Intelligence
– 設立:2014年4月
– 所在地 コロラド州コロラドスプリングス市
– サービス概要:車内にある携帯電話の位置を特定して機能を制御するソリューションを提
– HP:https://motionintelligence.com/

 

 

■SOMPOホールディングス:https://www.sompo-hd.com/
■損保ジャパン:https://www.sompo-japan.co.jp/
■プライムアシスタンス:https://prime-as.co.jp/
■モーション・インテリジェンス(日本法人):https://motionintelligence.jp/

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

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経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。